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**この小説はフィクションであり、特定の行為を推奨するものではありません。また、性的な描写を含みますので、ご注意ください。**

**午後の芝公園、揺れる木漏れ日と熟れた果実**

品川の高層ビル群を背に、芝公園は午後の穏やかな日差しに包まれていた。ベンチで文庫本を読む人、犬の散歩を楽しむ家族連れ、そして、今回の獲物を探すように、周囲をきょろきょろと見回す男が一人。

男の名は亮太。32歳。都内のIT企業に勤める彼は、週末になると「狩り」と称して、都内の公園やカフェに出没する。ターゲットは、熟女。理由は単純明快。「若い女にはない、色気と余裕があるから」。

今回のターゲットは、四十路の熟妻限定、しかも「顔出しあり」という、亮太にとってハードルの高い企画だった。

「いや、無理だろ…」

亮太は弱音を吐きそうになった。公園にはそれらしき女性はいるものの、声をかける勇気が出ない。だが、ここで諦めるわけにはいかない。

深呼吸をして、亮太は最初に目に留まった女性に近づいた。日傘をさし、バラ園を眺めているその女性は、落ち着いた雰囲気のワンピースを着ている。年齢は四十代半ばだろうか。

「あの…すみません」

亮太は緊張しながら声をかけた。女性は驚いたように振り返る。

「はい？」

「あの…すごく綺麗なバラですね」

亮太は当たり障りのない言葉を口にした。

「ええ、そうですね。よく手入れされていますわ」

女性は微笑んだ。その笑顔に、亮太は少しだけ勇気づけられた。

「もしよろしければ、一緒にお茶でもいかがですか？ 美味しい紅茶のお店を知っているんです」

亮太は思い切って誘ってみた。女性は少し考えた後、

「そうですね…少しだけなら」

と答えた。

女性の名前は美咲。都内の私立大学で美術史の講師をしているという。亮太は自己紹介をし、美咲を紅茶専門店に案内した。

店内で、亮太は美咲に今回の企画について話した。美咲は驚いた顔をしたが、すぐに興味深そうに聞き入った。

「それは…面白い企画ですね。でも、私が協力できるかどうか…」

美咲は少し戸惑っているようだった。

「もちろん、無理強いはしません。ただ、美咲さんのような素敵な女性に、ぜひ参加していただきたくて…」

亮太は必死に説得した。美咲はしばらく考えた後、

「…わかりました。条件があります」

と言った。

「条件、ですか？」

亮太は身を乗り出した。

「顔出しはNGです。それと、個人情報も一切明かせません。それでもよければ、協力します」

美咲の条件は、亮太にとっては痛手だった。顔出しができないとなると、企画の価値は半減してしまう。

「…わかりました。その条件で、お願いします」

亮太は渋々承諾した。

店を出た後、亮太は美咲を芝公園に戻った。夕暮れが近づき、公園はロマンチックな雰囲気に包まれていた。

ベンチに座り、二人はしばらく話をした。美咲は結婚して15年になるが、夫との間には愛情はほとんど残っていないという。セックスレスが5年も続いているらしい。

「…私、もう女として見られていないんです」

美咲は寂しそうに言った。

「そんなことないですよ。美咲さんは、とても魅力的です」

亮太は美咲の手を握った。美咲は少し驚いたように亮太を見つめた。

「…ありがとう」

美咲は微笑んだ。

その夜、亮太と美咲はホテルに行った。美咲は緊張しているようだったが、亮太は優しくリードした。

長い間、誰にも触れられていなかった美咲の身体は、亮太の熱い吐息に震えた。最初は戸惑っていた美咲だったが、やがて激しく求め始めた。

亮太は美咲の首筋にキスを落とし、耳元で囁いた。

「…綺麗だよ、美咲さん」

美咲は亮太の言葉に身を震わせ、亮太を抱きしめた。

亮太は美咲の身体をゆっくりと愛撫した。美咲は我慢していたものを解放するように、激しく喘いだ。

「…もっと、もっと…」

美咲は亮太に懇願した。

亮太は美咲の奥深くに突き進んだ。美咲は悲鳴にも似た嬌声をあげた。

二人は激しく愛し合った。まるで、失われた時間を取り戻すかのように。

夜が明け、亮太は美咲に別れを告げた。美咲は少し寂しそうだったが、笑顔で亮太を見送った。

亮太は今回の「狩り」の結果に満足していた。顔出しはできなかったものの、美咲という素敵な女性と出会えたからだ。

亮太は、美咲との一夜を胸に、新しい獲物を探しに街へと繰り出した。

しかし、亮太はまだ知らない。美咲との出会いが、彼の人生を大きく変えることになることを。

数日後、亮太は美咲から連絡を受けた。美咲は亮太に、自分の悩みを打ち明けた。夫との離婚を考えているという。

亮太は美咲の話を聞き、彼女を励ました。そして、美咲に提案した。

「…もしよかったら、僕と一緒に新しい人生を歩みませんか？」

美咲は驚いた顔をしたが、すぐに涙を流した。

「…ありがとう。でも、私にはあなたのような若い男性はふさわしくないわ」

「そんなことない。僕は美咲さんのことが好きです」

亮太は美咲を抱きしめた。

美咲は亮太の胸の中で、静かに泣いた。

それから数ヶ月後、美咲は夫と離婚し、亮太と一緒に暮らすようになった。二人は小さなマンションで、幸せな生活を送っている。

亮太は、熟女とのセックスだけを求めていた自分を恥じた。そして、美咲との出会いを、人生で最高の幸運だと感じている。

熟女限定のナンパ企画は、亮太にとって、単なる遊びではなく、人生を変える出会いをもたらしたのだった。