【無料エロ動画】トイレ売●する人妻Sさん（仮名）【アダルトAV】

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## 刹那の終着駅

アスファルトに染み付いた油の匂いと、酔客の吐息が混じり合う梅雨の夜。雑踏を縫うように、俺は駅前の歓楽街を歩いていた。ギラついたネオンサインが雨に滲み、街全体が湿った獣のような色香を放っている。何かが足りない、という漠然とした焦燥感が、俺の足元を鈍く引きずっていた。

駅の構内は、一日の終わりに疲れ切った人々でごった返していた。終電を待つ男女、寝そべるホームレス、そして、見慣れない顔ぶれ。その中に、ひときわ異彩を放つ二人組がいた。

男は、どこかの会社の管理職といった風情だった。くたびれたスーツに、ネクタイは緩められている。しかし、その瞳の奥には、疲労とは違う、ギラギラとした欲望の光が宿っていた。女は、年齢不詳。黒いミニスカートから伸びる脚は細く、しかし、その身体の曲線は、どこか子供っぽさを残していた。化粧は濃いが、その隙間から覗く肌は、どこか青白かった。

二人は、周囲の喧騒を意に介さないかのように、駅構内の片隅にある公衆便所の入り口に立っていた。狭い、古びた、そして、何よりも不衛生な空間。そこは、誰かが吐いたタバコの吸殻や、乾ききらない尿の染みが、嫌な匂いを放っている場所だ。

なのに、二人の間には、まるで高級ホテルのスイートルームにいるかのような、静かで、そして、濃密な空気が流れていた。男は、女の細い肩に手をかけ、そのまま、ずるずると便所の個室へと引きずり込んだ。ドアが、ギィ、と情けない音を立てて閉まる。

俺は、思わず足が止まった。何が起きているのか、理解するのに数秒かかった。ここは、公共の場所だ。そして、二人は、明らかに「それ」をしようとしている。しかし、そこには、一切の躊躇も、恥じらいも、ましてや、罪悪感のようなものが見えなかった。

「おいおい、マジかよ」

隣を通り過ぎるサラリーマンが、呆れたように呟いていく。しかし、誰もが、見て見ぬふりをする。この街では、日常の延長線上に、あらゆる「異常」が許容されてしまうのだろうか。

便所のドアは薄い。男と女の、低いうめき声が、かすかに漏れ聞こえてくる。それは、声にならない、原始的な欲求の音だった。雨漏りのする天井から滴り落ちる水滴の音と、遠くで響く電車の発車音。その全てが、耳障りなほどに、二人の行為に重なっていく。

俺は、その光景から目を逸らすことができなかった。そこには、日常の喧騒から切り離された、純粋な、しかし、歪んだ欲望だけがあった。

男と女の動きが、次第に激しさを増していく。便器の金属音が、鈍く響き、断片的な言葉が、怒号のように飛び交う。それは、愛情でも、ましてや、快楽の絶頂でもない。ただ、互いの身体に突き刺さる、乾いた音だけが響いていた。

どうして、こんな場所で。どうして、こんな風に。

俺の頭の中に、疑問符がいくつも浮かび上がっては消える。この二人は、一体、何かが決定的に欠落しているのではないか。幸福、愛情、あるいは、人間らしい尊厳。それらが、どこかで、すっぽりと抜け落ちてしまっているのではないか。

それなのに、いや、だからこそ、その光景は、異常なほどにエロかった。

それは、社会の規範から逸脱した、剥き出しの欲望の奔流だった。倫理や道徳といった、厚化粧を剥ぎ取られた、剥き出しの肉体と肉体のぶつかり合い。そこに、美しさはない。しかし、そこには、抗いがたい、原始的な引力があった。

俺は、まるで催眠術にかかったように、その場に立ち尽くしていた。雨の匂い、油の匂い、そして、公衆便所の独特なアンモニア臭。それらが混ざり合い、異様な陶酔感を生み出していた。

数分後、ドアがゆっくりと開いた。男は、乱れたスーツのまま、息を切らせていた。女は、スカートをまくり上げたまま、虚ろな目でこちらを見ていた。その顔には、何の表情も浮かんでいない。ただ、その瞳の奥に、一瞬、微かな光が灯ったような気がした。

男は、何事もなかったかのように、女の手を引いた。そして、人混みに紛れて、あっという間に姿を消した。

俺は、しばらくその場を動けなかった。胸の奥が、ざわめき、そして、冷え切ったような感覚が残っていた。

この街は、刹那の欲望が、終着駅を持たずにさまよい続ける場所なのかもしれない。そして、俺もまた、その欲望の断片を拾い集めるように、この街を歩き続けるのだろう。

雨は、さらに強くなっていた。ネオンサインの光が、アスファルトに跳ね返り、まるで、この街に蔓延る、隠された欲望そのもののようだった。俺は、湿った空気を吸い込み、再び、雑踏の中へと足を踏み入れた。