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## 再会の夜

三十五歳になった私は、かつての輝きを失ったわけではなかった。むしろ、研ぎ澄まされた大人の色気を纏っていたと自負していた。十年ぶりの同窓会で、高校時代の憧れだった、涼太に再会したのだ。あの頃は、彼の視線はいつも私を遠くから見つめ、届かない存在だった。しかし、今、彼の瞳には、かつてとは違う、何かが宿っていた。

「久しぶり、美咲。変わってないね」

涼太の声は、記憶の中の少年のような高音ではなく、落ち着いた低音に変わっていた。彼の顔には、時間の重みと、成功者特有の自信が刻まれていた。十年、それぞれの道を歩んできた私たち。あの頃とは全く違う空気感に、胸がざわついた。

同窓会は、懐かしい思い出話と、大人になったそれぞれの現状報告の繰り返しだった。涼太は、相変わらず人気者で、周囲を笑顔で包み込んでいた。しかし、彼の視線は、何度も私へと向けられた。それは、高校時代とは全く違う、大人としての魅力に惹かれた視線だった。

同窓会の終盤、涼太が私に声をかけた。「ちょっと話したいことがあるんだけど、ホテルのラウンジで一杯どう？」

誘いに乗るべきか迷ったが、彼の真剣な瞳を見つめ、私は頷いた。ラウンジは、落ち着いた雰囲気で、静かに夜が更けていくのが感じられた。

「実は…美咲ともう一度話したかったんだ」

涼太は、静かに語り始めた。高校時代、彼は私を遠巻きに見ていただけだったと。彼は、自分自身の未熟さ、そして、当時の私への憧憬を語った。その言葉には、偽りがない。本心から私に話したいことがたくさんあると感じた。

「あの頃、君に告白できなかったことが、ずっと心残りだった」

彼の言葉に、私の胸はドキドキと音を立て始めた。十年越しに届いた彼の言葉は、今の私にとって、大きな意味を持つものだった。

「でも…今は、結婚してるんだよ」

私は、正直に彼に告げた。結婚生活は、決して順風満帆ではなかったが、夫と子供たちは、私にとって大切な存在だった。

涼太は、私の言葉に一瞬言葉を失ったが、すぐに平静を取り戻した。「そうか…でも、話したかったんだ。あの頃の気持ちを」

彼は、静かにグラスを傾け、そして、私の手を取った。その温もりは、高校時代の記憶を呼び起こし、私の心を揺さぶった。

「久しぶりだろ？」

彼の言葉は、いつの間にか、肌を焦がすような熱気を帯びていた。彼は、私を抱き寄せ、私の唇にキスをした。それは、高校時代の憧れを遥かに超えた、大人の情熱的なキスだった。

「待って！結婚してるんだよ！」

私は、彼の胸の中で抵抗した。しかし、彼の力は強く、私の抵抗は虚しく終わってしまった。彼は、私の着衣の上から、大胆に私の体を触れ始めた。彼の指が私の股間を撫でた時、私は、彼の強引さの中に、隠しきれないほどの愛情を感じた。

彼は、私の下着の中に手を伸ばし、私の女陰を直接触れた。その感触は、想像をはるかに超えるもので、私の体中を電流が走った。私は、もはや抵抗することができなかった。

「ん…」

私の身体は、彼を求めていた。彼の男根が私の股間に押し当てられた時、私は、全てを彼に委ねたくなった。

私たちは、ホテルの一室で、情熱的な時間を過ごした。それは、高校時代の憧れ、そして、大人になった私たち二人の、特別な夜だった。

三話構成という制約を考慮し、この一話では、再会と、二人の関係の再燃、そして、結婚しているという事実との葛藤を描きました。続く二話では、結婚生活との葛藤、そして、涼太との関係の行方、二人の未来を描く予定です。それぞれの選択と、その結果が、複雑に絡み合い、読者の心に問いかけるような展開にしたいと思います。