【無料エロ動画】巨大バスターミナル前で訳アリ人妻をナンパしてみた6【アダルトAV】

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## 終着駅の熱風

　蛍光灯の眩しい天井を見上げながら、私は重いキャリーバッグを引いていた。都心の巨大バスターミナル。ここは、私の住む静かな田舎町とは全く違う、生きた空気と熱気に満ちていた。夜行バスの窓から見慣れない街の明かりをぼんやりと眺めていたはずなのに、降り立った瞬間に襲ってきたのは、想像以上の喧騒と、それ以上に、張り詰めたような、どこか湿った熱気だった。

　時刻は深夜。バスを降りた客はまばらだったが、それでもキャリーバッグを引く女性の姿は少なくなかった。皆、疲れた顔をしながらも、どこか期待を秘めたような、あるいは不安を抱えたような、複雑な表情をしていた。私もその一人だった。都会での新しい生活を始めるわけでも、観光目的で来たわけでもない。ただ、故郷にはもう戻りたくなかった。夫への失望、そして何より、自分自身への失望が、私をここへ駆り立てた。

　「…あら、お一人？」

　ふいに、背後から声をかけられた。振り返ると、男性が一人、私の姿をじっと見つめていた。年齢は30代後半くらいだろうか。少し気だるげな、しかしどこか値踏みするような視線。どこかで見たような、そんな既視感があった。

　「え…？」

　戸惑いを隠せない私に、彼はにこやかに言った。

　「こんな夜遅くに、お一人で大変ですね。どちらかへ？」

　その言葉に、一瞬、警鐘が鳴った。このバスターミナルが、宿泊先を確保していない女性にとって「格好のナンパ場所」になっているという話を、どこかで耳にしたことがあった。まさか、自分がその「ターゲット」になるとは。

　「…いえ、もうすぐ迎えが来ますので。」

　嘘だった。迎えなんて、来るはずがない。しかし、この場を早く立ち去りたかった。

　「そうですか。残念です。」

　彼は肩をすくめた。だが、その目はまだ私を離さない。

　「もし、お困りでしたら、私でお役に立てることがあれば、何でも言ってください。」

　その言葉は、紳士的な響きを持っていたが、その裏に隠された意図は、私にもすぐに察しがついた。この街の熱風は、単なる気候のことだけを指しているのではない。それは、もっと生々しい、欲望の熱だった。

　私は再びキャリーバッグに手をかけ、足早にその場を離れた。ターミナルの外に出ると、さらに肌にまとわりつくような湿った空気が襲ってきた。街灯の明かりは、どこかぼんやりとしていて、人々の顔をはっきりと映し出さない。それは、この街が、人々の隠された欲望を優しく、しかし容赦なく受け止める場所であることを物語っているかのようだった。

　私は、事前に調べておいたインターネットカフェに向かった。ここで一晩過ごすつもりだ。田舎の家では、夫の気配を感じるだけで息が詰まった。彼の無関心、彼の裏切り、そしてそれらを傍観していた自分。もう、あんな日々には戻りたくなかった。

　ネットカフェの個室は、狭かったが、清潔だった。シャワーを浴び、着替えると、少しだけ気分が落ち着いた。しかし、心の奥底にある不安は消えなかった。これからどうなるのだろう。この見知らぬ街で、私は一人で生きていけるのだろうか。

　ふと、スマートフォンの画面に目をやった。夫からの着信履歴が、何件も残っていた。返信する気にはなれなかった。むしろ、着信音を聞くたびに、胸が締め付けられるような感覚に襲われた。

　「…もう、あの人には、何も期待できない。」

　呟いた声は、部屋の静寂に吸い込まれた。

　数時間後、私は眠れないまま、ネットカフェの共有スペースにいた。コーヒーを片手に、ぼんやりと窓の外を眺めていると、またあの男性が視界に入った。彼は、他の女性に声をかけていた。その手慣れた様子、そして相手の女性が徐々に心を開いていく様子は、まさに「狩り」をしているかのようだった。

　「…やっぱり、あんな人たちばかりなのかな。」

　この街は、寂しい女、迷える女、そして、どこか満たされない女たちにとって、魅力的な「獲物」が集まる場所なのかもしれない。私も、その一人だ。夫に愛されなくなった寂しさ、そして、自分自身を大切にしてあげられなかった罪悪感。それらが、私をこの街に引き寄せたのかもしれない。

　その夜、私はほとんど眠れなかった。窓の外の車の音、遠くから聞こえるサイレンの音、そして、時折響く男女の声。それら全てが、この街の欲望の鼓動のように感じられた。

　翌朝、私はネットカフェを出て、街を歩き始めた。どこへ行く当てもない。ただ、この空気に慣れたい、この熱気に溶け込みたい、そんな気持ちだった。

　道行く人々は、皆、忙しそうに歩いている。その顔には、希望、野心、そして、私と同じような、あるいはそれ以上に深い孤独が刻まれているように見えた。

　ふと、ショーウィンドウに映った自分の姿を見た。田舎から出てきたばかりの、垢抜けない女。しかし、その目には、以前はなかった、どこか危険な光が宿っているような気がした。

　「…私も、変わらなきゃ。」

　そう思った瞬間、再びあの男性の声が聞こえた。

　「あれ、昨日の女性だ。」

　彼は、私の数メートル先で、別の女性に声をかけようとしていた。目が合った。彼は、驚いたような顔をしたが、すぐにいつもの値踏みするような笑みを浮かべた。

　「こんにちは。今度は、どこかへお出かけですか？」

　私は、昨日のように逃げることはしなかった。代わりに、微かに微笑んでみせた。

　「ええ、そうですね。」

　彼の目が、わずかに見開かれた。

　「もしよろしければ、ご案内しましょうか？この街は、初めてだと色々戸惑うこともあるでしょう。」

　彼の言葉には、昨夜と同じような下心があった。しかし、今は、それに抗う気力が湧かなかった。むしろ、この街の熱風に身を任せてみようか、という誘惑に駆られていた。

　「…いいんですか？」

　私の声は、自分でも驚くほど落ち着いていた。

　「もちろんです。私でよければ、いくらでも。」

　彼の顔に、満足げな笑みが浮かんだ。

　私は、キャリーバッグの取っ手を握り直した。この街は、私にとって、失われたものを探す場所ではなく、新しい自分を見つける場所なのかもしれない。そして、その過程で、この街の熱風に、私の心も少しずつ溶かされていくのだろう。

　「どこへ行きましょうか？」

　彼が尋ねる。私は、彼の目をまっすぐに見つめて答えた。

　「どこでもいいです。あなたが連れて行ってくれるところなら。」

　それは、私自身の決断だった。この街の誘惑に、私はもう、抗うつもりはなかった。終着駅で、私の新たな旅が始まろうとしていた。それは、誰かに連れて行かれる旅なのか、それとも、自分で切り拓いていく旅なのか、まだ分からない。ただ、この熱風の中で、私は確かに、以前の私とは違う自分を感じていた。それは、少しだけ、危険で、そして、とても自由な感覚だった。