【無料エロ動画】悲劇の寝取られ山ガール 獣欲の山荘 星あめり【アダルトAV】

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深呼吸をする度に、杉の香りが肺いっぱいに広がる。太一は、あめりの手を握ったまま、その香りに酔っていた。ほんの数時間前までは、ただ親しい幼馴染だった二人が、今は恋人同士。山道で、お互いの気持ちを確かめ合ったばかりだ。

「ねえ、太一…　ちょっと怖い…」

あめりは、彼の大きな手にしがみつき、不安げに呟いた。夕暮れが迫り、あたりは薄暗くなってきた。さっきまで明るく賑やかだった登山道も、静寂に包まれ、鳥の鳴き声だけが不気味に響く。

「大丈夫、もうすぐだ。地図を見た限り、あのピークを越えれば…あれ？」

太一は持っていた地図を広げたが、彼の顔はみるみる青ざめていった。道標は倒れており、周囲の景色も地図と一致しない。どうやら、二人は道に迷ってしまったらしい。

「…迷った？」

あめりの声が震えている。さっきまでの高揚感は影を潜め、不安が二人の間を漂う。携帯電話は圏外。日が暮れる前に下山できなければ、遭難する可能性だってある。

「…落ち着いて。まず、落ち着こう。今、どっちの方向に向かってるか分からんけど…」

太一は深呼吸をして、冷静さを保とうと努めた。しかし、心臓はバクバクと音を立て、冷静さを装うのも限界に近づいていた。初めて二人きりで行ったこのトレッキング旅行。せっかくの楽しい思い出が、こんな形で終わってしまうのかと思うと、悔しさで胸が締め付けられた。

あたりは、さらに暗くなってきた。空には満月が昇り、木々の間から差し込む月の光は、幻想的ながらも不気味さを増していた。二人は、手をつないだまま、無言で山道をさまよった。

諦めかけた時、かすかに灯りが目に入った。小さな山荘だ。古びた木造の建物は、まるで森の中にひっそりと佇むように、静かにそこに存在していた。

「…あそこ、山荘…？」

あめりが小さな声で呟いた。希望の光が、二人の心に灯った。

恐る恐る山荘に近づくと、窓から薄暗い灯りが漏れている。扉をそっとノックすると、しばらくして、重たい扉が開いた。

そこに立っていたのは、白髪交じりの男性と、その横には、若い男性が立っていた。

「いらっしゃい…　こんな時間に、どうなさいました？」

白髪の男性、工藤と名乗るその山荘の主人は、疲れた様子で言った。工藤は、山荘の閉鎖を決めたようで、今は片付けに来ていたという。若い男性は北と名乗る工藤の友人だった。

二人は事情を説明すると、工藤は快く二人を中に招き入れた。暖炉の火がパチパチと音を立て、部屋を暖かく照らしている。温かいお茶をすすりながら、二人は迷ってしまったことを改めて悔やんだ。

「若いってのは、いいもんだね。勢いでなんでもできるけど、その分、危険も伴う」

工藤は、穏やかな笑顔で言った。その言葉に、太一とあめりは、自分の軽率さを改めて痛感した。

「でも、こうして助けてもらえてよかった。本当にありがとうございます」

あめりは、工藤と北に感謝の言葉を述べた。

山荘には、古い蓄音機や、色褪せた写真、使い込まれた家具など、たくさんの思い出が詰まっているようだった。工藤は、山荘での生活の思い出を、静かに語ってくれた。山荘を閉鎖することに寂しさを感じている様子が、彼の言葉から伝わってきた。

夜が更け、工藤と北は二人に布団を用意してくれた。古びた木造の建物で聞く風の音は、さっきまでの恐怖とは違う、どこか懐かしく、穏やかな響きだった。

翌朝、工藤と北は二人を下山できる道まで案内してくれた。再び、あの美しい山道を歩く二人は、昨日とは違う景色に見えた。

「…あのね、太一」

下山途中のあめりは、少し照れくさそうに言った。「昨日、迷って怖かったけど…　あの山荘で、工藤さんや北さんと話して、色んなことを考えさせられた。あなたと一緒だったから、怖くても、楽しかった」

太一は、あめりの手をぎゅっと握り返した。山で迷い、山荘で助けられ、そして、改めて二人の絆を確かめたこの旅行は、決して忘れられない思い出になった。  迷子になったことで、自分たちの甘さと、そして何より大切なものを知ることができたのだ。それは、地図には載っていない、大切な経験だった。