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西高の校庭は、真夏の太陽に照りつけられて照り返しが眩しい。蝉しぐれが騒がしく、アスファルトは熱気を帯びていた。その中心で、金髪の束ねた髪を揺らし、白いブレザーを羽織った神楽坂かんな（かんなちゃん）は、いつもと変わらぬ凛とした佇まいだった。しかし、その姿は、彼女の持つヤンキー的な雰囲気と、意外にも良く似合う制服によって、独特の輝きを放っていた。

私は、かんなちゃんに目をつけ、ある計画を実行に移すことにした。それは、自作のポンプ式水鉄砲を使った、いたずら計画だ。強力なポンプで勢い良く水を噴射する、自作の水鉄砲は、私の自信作だった。

「かんなちゃーん！」

遠巻きに声をかけると、かんなちゃんは鋭い視線をこちらに向けてきた。日焼けした肌と、眉間のわずかな皺。その表情は、警戒心と、わずかな興味が混ざり合っているように見えた。

「何よ？」

彼女は少し不機嫌そうに近づいてきた。その距離が近づくにつれ、彼女の白いブレザーの下に透ける肌、そして、制服の襟元から覗く白い肌の美しさに、私の心臓は高鳴った。

その時だった。私は、ためらいなく水鉄砲のトリガーを引いた。

「ひゃっ！」

勢いよく噴射された水は、かんなちゃんの顔面に直撃した。彼女は驚き、そして怒りの表情を浮かべた。だが、その表情は、すぐに驚きと戸惑いに変わった。

私の水鉄砲は、ただの水鉄砲ではなかった。その威力は、想像をはるかに超えるものだったのだ。大量の水が、かんなちゃんの制服をびしょ濡れにした。白いブレザーは、彼女の体に張り付き、透けて見える肌の美しさは、想像をはるかに超えるものだった。特に、胸元の透け方は、普段とは全く違う、官能的な魅力を放っていた。

スカートにも大量の水が流れ込み、透けて見える白い肌と、濡れた布地が織りなすコントラストは、何ともいえない魅力があった。彼女の怒りは、瞬く間に消え去り、代わりに、戸惑いと困惑が表情に浮かんだ。

「な、何すんだよ！」

かんなちゃんは、怒りを抑えきれずに声を上げたものの、その声は、水に濡れたせいか、少し震えていた。

その後の出来事は、まるで映画のワンシーンのようだった。

かんなちゃんは、私の悪ふざけに最初は怒っていたが、徐々に冷静さを取り戻し、私の水鉄砲攻撃を面白がり始めた。彼女は、校庭で私と水鉄砲を使った追いかけっこを始め、校庭中をびしょ濡れにしながら、私たち二人のいたずら合戦は続いた。

その日の午後、私のアパートの一室。

かんなちゃんは、私の部屋でビキニ姿で、びしょ濡れになっていた。これは、完全に不条理な状況だった。しかし、それは、彼女自身の選択だった。彼女の濡れたビキニ姿は、校庭での水鉄砲攻撃とはまた違った魅力を放っていた。

「…ねえ、これって、動画に撮ってるんでしょ？」

かんなちゃんは、私の手に握られているビデオカメラに気づいた。その鋭い視線は、もはや怒りではなく、何か別の感情を含んでいた。それは、もしかしたら、共犯意識なのかもしれない。

「…うん、神動画になると思うよ」

私は、そう答えた。

その後、かんなちゃんは、私のカメラの前で、様々なポーズをとって見せてくれた。びしょ濡れのビキニ姿のまま、時には照れくさそうに、時には大胆に、カメラの前に立つ彼女には、強い魅力があった。

そして、最後のシーン。

かんなちゃんは、カメラに向かって、生声で叫んだ。

「くっそ！最高だった！」

その言葉は、彼女が今日の出来事を、心から楽しんだ証拠だった。

そして、その声は、私の心に深く刻み込まれた。

カメラを止め、私は彼女にタオルを渡し、服を着替えるのを手伝った。その日の出来事は、私たち二人の秘密の共有物となった。それは、青春時代ならではの、少し危なく、そして刺激的な思い出として、私たちの記憶の中に鮮やかに刻み込まれた。そして、それは、間違いなく、私にとって、忘れられない一日となったのだ。