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## 母の愛と熟年の欲望

**第一章：息子の帰還**

夕暮れ時、古びた家の玄関チャイムが鳴った。 soixante-dix ans（70歳）を超えた恵美子さんは、窓から息子、哲也の姿を確認し、思わず息を呑んだ。離婚して二年。哲也が実家に顔を出すのは、年賀状と盆暮れのご挨拶の時だけだった。

「母さん…」

哲也は、いつもの明るい笑顔とは違う、どこか影のある表情で立っていた。肩には旅行鞄一つ。その姿に、恵美子さんは胸が締め付けられるような感覚を覚えた。

「…どうしたの？」

「母さん…一緒に暮らしたいんだ」

突然の言葉に、恵美子さんは言葉を失った。隣で夕食の準備をしていた夫、正雄は驚きを隠せない様子でこちらを見てきた。

「え？…哲也、何言ってるの？」

恵美子は動揺を隠しきれなかった。哲也は離婚後、一人暮らしを始め、仕事も順調だと聞いていた。一体何が彼をここまで追い詰めたのか。

そして、哲也の言葉は続いた。「初めて他の女性と暮らしてみて気付いたんだ。母さんの事が大好きだってことに…」

哲也は、突然恵美子に抱きついた。その腕は、かつて幼い哲也を抱きしめた時と同じように、優しく、力強い。しかし、今のその力は、恵美子には重く、息苦しく感じられた。息子の愛情表現のはずなのに、その愛情の深さに、恐怖さえ覚えた。

「何言ってるの！哲也…」

恵美子さんの戸惑う心を、哲也の偏愛が覆い尽くしていく。「お母さん、気持ちイイよ！」と、哲也は興奮した様子で呟いた。恵美子は、息子の言葉と、その熱い抱擁に、全身が震えるのを感じた。

「主人より大きいー、壊れちゃうー！」

恵美子の叫びは、現実逃避のようだった。息子の激しい愛情表現に、戸惑いと恐怖が混ざり合い、理性を失いかけている自分がそこにいた。

正雄は、言葉を失ったまま、ただ二人を見つめていた。哲也の言葉、そして恵美子の反応。その光景に、彼は複雑な感情を抱いた。年老いた妻と、精神的に不安定な息子。この状況をどうすればいいのか、分からなかった。

その夜、恵美子さんは眠れなかった。息子の言葉が、耳元で繰り返される。まるで悪夢のようだった。しかし、同時に、息子からの久しぶりの愛情に、どこか心地よさを感じている自分がいた。複雑な心境が、恵美子さんの心を深く抉っていった。


**第二章：大家の欲望**

恵美子の夫、正雄は、半年前に脳梗塞で倒れた。右半身に麻痺が残ったものの、命に別状はなかった。しかし、日常生活は完全に恵美子に依存する状態となった。

そんな中、何かと面倒をみてくれていたのは、五十歳代の大家、田中だった。寡黙で頼りになる男だった。しかし、田中には隠された欲望があった。

ある日、田中は恵美子に声をかけた。「奥さんを始めて見た時から、ヤリテーって思ってたんだ」

その言葉は、恵美子の耳を突き刺した。彼女は、言葉を失い、ただ震える手で胸を押さえた。

「大家さん、やめてください！」

恵美子は抵抗したが、田中の強引な行動は止まらなかった。「マンコ貸してくれるだけで、イイんですよ！」と、田中は執拗に迫ってきた。

「嫌ですー！」

恵美子は叫んだ。しかし、心は拒否しながらも、体は敏感に反応し、感じていく。田中の荒々しい行為に、抑えきれない快感が襲ってきた。

「そんなに突いちゃダメぇー、あ～！」

恵美子の呻き声は、抵抗と快感が混在した複雑な感情を表していた。田中の欲望は、彼女の体を弄び、熟年の肉体に新たな快楽と苦悩を刻み込んでいった。

正雄の入院、息子の突然の帰郷、そして大家の性的暴力。恵美子の人生は、予期せぬ出来事に翻弄され、彼女自身の心の葛藤と、肉体の欲求のはざまで揺れ動いていた。彼女はこれからどうすればいいのか、答えを見つけ出すことが出来るのだろうか。彼女を取り巻く複雑な状況は、静かに、そして確実に、彼女を蝕んでいくのだった。