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## 寂寥の果て

第一章　大家との密やかな契り

四十歳を過ぎた恵美は、夫との倦怠期と、一人娘の独立によって、深い孤独に苛まれていた。広々とした家には、響き渡るほどの静寂だけが充満し、日中の喧騒も夜になれば、闇に飲み込まれるように消えてしまう。その寂しさを紛らわすように、彼女は些細なことで大家の誠一を家に呼び出していた。電球の交換、水道の修理、些細なトラブルを口実に、誠一との何気ない会話を楽しみ、その温もりを少しでも長く感じていた。

ある日、些細な修繕を頼んだ際、誠一は不意に言った。「奥さん、亡くなった女房に似てるんです」。その言葉に、恵美はハッとした。亡くなった女房への思いが滲む誠一の言葉は、どこか哀愁を帯びていた。

「奥さんも寂しかったんだ、それって夜の方もかい？」

誠一の唐突な言葉に、恵美は言葉を失った。「夜の方って、何言ってるんですか」と反論しようとした矢先、誠一は恵美を抱きしめ、彼女の体を弄り始めた。

「尻の穴からオマンコまで、全部丸見えだよ」

誠一の荒々しい言葉と、彼の温もりを感じ、恵美は抵抗することを諦めた。長年、夫との性生活は形骸化し、彼女の体は渇望していた。

「そんなトコ舐めないで、久しぶりなんです！」

恵美は、抑えきれない声を漏らした。三十年来の夫との性交渉は、義務的なものであり、もはや快楽とは程遠いものだった。誠一の熱烈な行為は、恵美の心を揺さぶり、彼女の体の中から抑えきれない快楽が湧き上がってきた。

二人の密やかな関係は、互いの孤独を埋めるように、次第に深まっていった。それは、決して愛ではないかもしれない。しかし、恵美は誠一との時間の中で、失われていた自分自身を取り戻していくような感覚を覚えた。誠一の腕の中で、彼女は初めて、自分の体を愛で満たされていると感じたのだ。


第二章　同窓会と禁断の果実

それから数ヶ月後、恵美は中学時代の同窓会に参加した。そこで、３２年ぶりに再会した同級生の健太は、変わらぬ優しさと思いやりで、恵美の心を温かく包み込んだ。健太との会話は尽きることなく、久しぶりの再会に、恵美は胸の高鳴りを覚えた。

同窓会後、健太は恵美を自宅まで送ってくれた。車の中で、健太は突然、真剣な表情で言った。「旦那とうまくいってなかったら、俺と正式に付き合ってくれないか」。

その言葉に、恵美は言葉を失った。まさか、こんな展開になるとは思ってもみなかった。

「そんな事、急に言われても…」

恵美が言葉を詰まらせていると、健太は恵美の股間を触り始めた。

「俺、もう我慢できないんだよ！」

健太の言葉は、彼女の心の奥底に眠っていた情欲を呼び覚ました。夫との性生活とは全く異なる、新鮮で、情熱的な触れ合い。恵美は、健太の熱意に抗うことができなくなった。

激しい情熱の渦の中で、恵美は体中の力が抜け、恍惚とした快楽に溺れていった。あまりの激しさに、思わず小便を漏らしてしまうほどだった。それでも、恵美は、健太の腕の中で、全身を震わせるような快楽を感じ、何度も何度もイキ続けた。

「お話がしたかっただけなのに…」

恵美は、涙ながらに呟いた。しかし、その言葉は、後から訪れる後悔よりも、今この瞬間の激しい快楽に霞んで消えていった。

恵美の孤独は、誠一との密やかな関係、そして健太との情熱的な一夜によって、一時的に満たされた。しかし、その満たされ感は、新たな不安と罪悪感を同時に生み出し、彼女をさらに深い迷宮へと誘っていくのだった。  彼女の寂寥は、果たしていつの日か、癒されるのだろうか。その答えは、まだ見いだせていない。