【無料エロ動画】絵梨香（37歳）ほろ酔いのセックス【アダルトAV】

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## 琥珀色の残照

「はぁ…」

絵梨香は、グラスに残った琥珀色の液体を静かに揺らした。冷たいガラスの感触が、指先からじんわりと伝わる。窓の外は、満天の星空。都会の喧騒から遠く離れた、静寂に包まれた山間のリゾートホテル。今夜は、大学時代の同窓会旅行だった。

「絵梨香、まだ飲んでるの？」

背後から聞こえた声に、絵梨香はぴくりと肩を震わせた。振り返ると、そこにいたのは、望月だった。大学時代、絵梨香が初めて恋をした相手。卒業以来、数えるほどしか会っていなかったけれど、今日の同窓会で再会したのだ。

「うん、ちょっとね」

絵梨香は苦笑いを浮かべた。望月も、同じようにグラスを片手に、絵梨香の隣に腰を下ろす。昔と変わらない、少しばかり野暮ったいけれど、どこか安心する笑顔。それが、絵梨香の胸に小さな波紋を広げた。

「楽しかったね、今日の同窓会」

「ね。みんな、全然変わらないようで、ちゃんと変わっていて。不思議な感じ」

「昔話に花を咲かせすぎて、ちょっと飲みすぎちゃったかな」

望月は、少し照れたように笑った。その笑顔に、絵梨香の心臓がトクンと跳ねる。あの頃と同じように。

「でも、なんだか、こういう時間も悪くないね」

絵梨香は、遠くの星を見つめるように呟いた。同窓会は、二次会で解散し、ほとんどのメンバーは部屋に戻っていた。残っていたのは、絵梨香と望月、そして数人の幹事だけ。でも、幹事たちも、それぞれ話し相手を見つけ、いつの間にか静かになっていた。そして、いつしか、二人は二人きりになっていたのだ。

「うん、悪くない」

望月は、絵梨香の横顔を見つめながら、静かに同意した。その視線に、絵梨香は少しだけ顔を赤らめた。

「あのさ、絵梨香」

望月が、急に真剣な顔で絵梨香の名前を呼んだ。

「…なに？」

「ずっと、聞きたかったことがあったんだ」

絵梨香の胸が、ドキドキと高鳴り始めた。何だろう。まさか、あの頃のこと？

「…あの頃、俺のこと、好きだった？」

望月の言葉は、予想外のものだった。絵梨香は、息を呑んだ。あの頃、望月は絵梨香の気持ちに気づいていなかった。いや、気づかないふりをしていたのかもしれない。絵梨香は、ずっと、そのことを言えずにいた。

「…うん。好きだった」

絵梨香の声は、震えていた。琥珀色の光が、絵梨香の頬を照らす。

「そっか…」

望月は、静かに呟いた。その声には、驚きと、そして、かすかな後悔のような響きが混じっていた。

「言えなかったんだ、あの頃は。色々あって…」

「わかるよ。私も、言えなかった」

絵梨香は、グラスをぎゅっと握りしめた。37歳。人生の半分以上が過ぎた今、ようやく、あの頃の想いを口にできた。

「あの時、もし、俺が…」

望月が、言葉を詰まらせた。絵梨香は、望月の言葉を遮るように、そっとグラスを置いた。そして、ゆっくりと、望月の顔を見つめた。

「今なら、言える？」

絵梨香の声は、少しだけ掠れていた。望月は、絵梨香の瞳をまっすぐに見つめ返した。その瞳の奥に、あの頃の淡い光が揺らめいているのが見えた。

「…言えるよ」

望月は、そう言って、ゆっくりと絵梨香の顔に手を伸ばした。その指先が、絵梨香の頬に触れる。温かい。そして、震えている。絵梨香も、望月の手にそっと触れた。

「あの頃、絵梨香のこと、ずっと綺麗だなって思ってたんだ」

望月の声が、耳元で囁かれる。絵梨香の鼓動が、さらに速くなる。

「…私も、望月くんのこと、ずっと…」

言葉は、途切れた。望月が、絵梨香の唇に、そっと触れた。乾いた、しかし、熱を帯びた感触。まるで、あの頃の記憶が蘇ったかのように。

琥珀色の光が、二人の周りを包み込む。グラスに残ったお酒は、もう、誰かの手には握られていなかった。窓の外で、星たちが静かに瞬いている。

唇が、ゆっくりと重なる。それは、あの頃の、不器用で、でも、純粋な想いの再確認だった。そして、時を経て、大人になった二人の、新たな始まりでもあった。

部屋の中には、静けさだけが漂っていた。いや、静けさというよりも、二人の間に流れる、濃密な空気が、静寂を破っていたのかもしれない。

望月の手が、絵梨香の背中に回る。絵梨香は、その手にそっと身を委ねた。唇は、まだ重なったまま。言葉は、もう、必要なかった。

琥珀色の残照は、静かに、しかし、力強く、二人の夜を照らしていた。それは、過去の想いが、現在へと繋がり、そして、未来へと続く、確かな光だった。

（了）