【無料エロ動画】美麗熟女 しのぶ（47歳）【アダルトAV】

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## 硝子の向こうの月

しのぶが初めてデリヘルという非日常の世界に足を踏み入れたのは、47歳という、人生の折り返し地点をとうに過ぎた頃だった。夫の健一との結婚生活は20年を超え、子供たちは独立し、家には静寂が支配していた。日中はパートで事務の仕事をし、夜は趣味のガーデニングに没頭する。そんな平穏な日常が、ふと、色褪せて見え始めたのはいつからだったろうか。

きっかけは、インターネットで偶然見つけた広告だった。「貴女の魅力を最大限に引き出します。秘密厳守、高収入。」漠然とした好奇心と、微かな焦燥感。そして何より、夫には決して知られたくない、自分だけの秘密を持っていたいという、子供じみた反抗心が、しのぶを突き動かした。

登録は意外と簡単だった。写真撮影は、自宅の鏡の前で、少しだけ気合いを入れて撮った。夜の帳が下りた頃、スマートフォンの通知音が鳴る。予約が入ったのだ。心臓が早鐘を打つ。相手の男性の情報は、年齢と簡単なプロフィールだけ。場所は、自宅から車で15分ほどの、高級マンションの一室だった。

「大丈夫、大丈夫よ、しのぶ。これは、ただのお芝居。あなたは、女優さんなのよ。」何度か自分に言い聞かせた。身に纏ったのは、普段は着ることのない、少し大胆なワンピース。鏡に映る自分は、どこか別人のようだった。

マンションのエントランスをくぐり、指定された部屋のドアをノックする。緊張で指先が冷たかった。ドアが開いた。そこに立っていたのは、見知った顔だった。

「……え？」

しのぶの口から、かすかな悲鳴のような声が漏れた。そこにいたのは、近所に住む、山田さんだった。夫の健一とは、近所の付き合いで、時折、顔を合わせる程度の関係。でも、顔は、よく知っていた。山田さんは、しのぶの姿を認めた瞬間、顔色を変えた。

「……お前、しのぶか？」

低く、唸るような声だった。その声には、驚きと、そして、獰猛な光が宿っていた。

「……山田さん？」

しのぶは、呆然と立ち尽くすしかなかった。まさか、こんな偶然があるなんて。ここは、山田さんの自宅なのだろうか？ いや、それよりも、この状況が、信じられなかった。

「おい、何してるんだ、こんなところで。」山田さんの声は、さらに低くなった。その目は、しのぶの全身を舐めるように見つめている。

「あの……私は、その……」言葉に詰まる。どう説明すればいい？ 夫に内緒で、デリヘルで働いているなんて、口が裂けても言えない。

「お前、デリヘルか？」山田さんは、しのぶのワンピースと、その手にある小ぶりのバッグを見て、察したようだった。その顔に、嫌らしい笑みが浮かぶ。

しのぶは、ただ、頷くことしかできなかった。もう、どこから説明しても、取り返しのつかない状況になっていた。

「へえ、しのぶさん。まさか、こんなところで会うとはな。」山田さんは、部屋の中へと招き入れた。リビングは、広々として、上品な家具が置かれていた。しかし、しのぶの目には、何も入ってこなかった。ただ、目の前の山田さんの顔だけが、ぼやけて見えた。

「で、どういうことだ？ 俺はお前みたいな、地味な女に用はないんだが。」山田さんは、ソファにふんぞり返って座り、しのぶを見下ろした。その態度に、しのぶの心臓はさらに縮み上がった。

「あの、お客様……」しのぶは、必死で、プロとしての言葉を絞り出した。

「お客様？ お前、本気で言ってるのか？ 俺はお前を知ってるんだぞ！」山田さんの声が、急に大きくなった。その顔には、怒りの色が浮かんでいる。

「……すみません。」

「すみませんで済むか！ なあ、しのぶ。お前、俺と健一がどれだけ仲が良いか知ってるか？ いつも、家で奥さんの愚痴を聞いてるんだぜ。で、お前がこんなところで、俺に会ったこと。もし、健一にバラされたくなったら、どうなるか、分かってるだろうな？」

山田さんの言葉は、ナイフのようにしのぶの胸に突き刺さった。バラされたくない。その言葉が、しのぶの頭の中で、ぐるぐると回る。夫に知られたら……。離婚されるかもしれない。子供たちに、どんな顔をすればいいのか。

「……はい。」

「いいか、お前は、俺の言うことを聞かなきゃいけないんだ。」山田さんは、しのぶの顔を覗き込むように、さらに身を乗り出した。その目には、悪魔のような光が宿っている。

「俺が、お前を、抱きたいって言ったら、どうする？」

しのぶの全身から、血の気が引いた。断るという選択肢は、もう、なかった。

「……挿れさせて、ください。」

しのぶは、震える声で、そう答えるしかなかった。

山田さんの顔に、満足げな笑みが広がった。その笑みは、しのぶにとって、地獄の入り口のように見えた。

「そうか。いい子だ。」

山田さんは、しのぶの顎を掴み、無理やり顔を上げさせた。その手は、意外なほど強かった。

「バラされたくなかったら、俺の言うことを聞け。いいな？」

しのぶは、ただ、俯いた。涙が、頬を伝う。

「顔を上げろ。泣くな。俺はお前を、楽しませに来たんだ。」

山田さんは、しのぶの服に手をかけた。その手つきは、慣れたもので、しのぶの抵抗を、まるで意に介さない。

「や、やめてください……」

「やめろだと？ お前が、俺に何を求めてるか、忘れたのか？」

山田さんの言葉は、しのぶの耳には、届かなかった。ただ、自分の体から、何かが失われていくような感覚だけがあった。

「バラされたくなかったら……」

その言葉が、しのぶの脳裏に、焼き付いて離れない。

布団の中、しのぶは、うつ伏せになって、ただ、静かに泣いていた。山田さんの体温が、まだ、肌に残っている。あの、嫌な匂いが、鼻腔をくすぐる。

「俺に、感謝しろよ。お前みたいな、 stale な女に、こんな経験させてやるんだからな。」

山田さんの最後の言葉が、耳の奥で、こだましていた。 stale。 stale。 stale。

しのぶは、体を丸めた。まるで、傷ついた獣のように。

窓の外には、月が浮かんでいた。いつも、ガーデニングをしている庭から、綺麗に見える月。しかし、今夜の月は、いつもとは違って見えた。硝子の向こうで、冷たく光る、孤独な月。

しのぶは、この月を、誰かと一緒に見上げることなんて、もう、できないのかもしれないと思った。

この夜、しのぶは、ただ、静かに、涙を流し続けた。

（了）