【無料エロ動画】美麗熟女 りん （30歳）【アダルトAV】

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## 緋色の手袋

新進気鋭の外科医、山田太郎先生の執刀する手術に、新人ナースのりんが補助として入るようになって三ヶ月が経つ。りん、三十歳。この年齢で手術室の補助に就いたのは、正直、遅咲きと言っていいだろう。以前は病棟勤務だったが、とあるきっかけから、もっと直接的に患者の回復に貢献したいという思いを強くし、一念発起してこの道を選んだ。

しかし、現実というものは、そう甘くはなかった。

「りんさん、もっと手際よく。その動きでは時間がかかるだろう！」

山田先生の声が、手術室に響き渡る。りんの胸に、冷たい汗が滲んだ。器件の受け渡し、ガーゼの数、吸引のタイミング。一つ一つの動作が、以前の病棟勤務とは比較にならないほどのスピードと正確さを求められる。焦れば焦るほど、手は震え、指示が頭に入ってこない。

「はい、すみません…」

絞り出すような声で応じるが、山田先生の鋭い視線は容赦なくりんを射抜く。彼は若くして優秀な外科医として鳴らし、その手腕はもちろんのこと、厳しさでも知られていた。りんの術中の動きの悪さは、何度となく彼の雷を落とす対象となっていた。

「君は、本当にこの仕事に向いているのかね？ 患者さんの命を預かっているんだぞ！」

その言葉は、りんの心に重くのしかかる。確かに、自分はまだ慣れていない。けれど、誰だって最初は初心者なのだ。病棟では、患者さんと向き合い、温かい言葉をかけ、その痛みに寄り添うことにやりがいを感じていた。しかし、手術室は全く別の世界だった。そこにあるのは、高度な技術と、極限の集中力、そして、無駄のない効率性だけ。

「すみません、もう一度、集中します…」

そう言って、りんはおずおずと次の指示を待った。山田先生は、そんなりんを鼻で笑うかのように、別のスタッフに指示を飛ばす。りんの存在は、まるで邪魔な重りのように、手術の進行を遅らせているように感じられた。

そんなある日、りんが担当する手術は、難易度が高いことで知られる、ある病の摘出だった。患者はまだ若く、将来のある人物だった。当然、手術室の雰囲気はいつも以上に張り詰めていた。

「りんさん、この鉗子。頼むよ」

山田先生は、いつものように冷たい声で指示を出した。りんはおずおずと、指示された器件を手に取ろうとした。その時、指先が滑り、器件が床に落ちそうになる。

「ああっ！」

思わず声が出た。その瞬間、山田先生の怒りの形相が目に飛び込んできた。

「もう、何をやっているんだ！ 君のせいで、どれだけの時間とリスクが増えると思っているんだ！」

激しい叱責が、りんの耳を塞いだ。悔しくて、情けなくて、涙が滲んできた。ここで泣くわけにはいかない。患者さんのためにも、ここでへこたれるわけにはいかない。

しかし、その時、予期せぬ声が響いた。

「山田先生、少し落ち着いてください」

声の主は、手術室のベテランナース、佐藤さんだった。佐藤さんは、りんよりもずっと経験豊富で、いつも冷静沈着な女性だった。

「りんさんは、まだ経験が浅いんです。でも、一生懸命やっています。少し、見守ってあげてください」

佐藤さんの言葉に、山田先生は一瞬、言葉を失った。そして、ふっと鼻を鳴らすと、

「…わかった。だが、次はないぞ」

そう言い残し、再び手術に集中した。

佐藤さんは、りんにそっと近づき、肩をポンと叩いた。

「大丈夫？ 無理しないでね」

その温かい声に、りんの目から、もう我慢していた涙が溢れ出した。

「すみません…私、本当に役に立てていないようで…」

「そんなことないよ。誰だって最初はそうなんだから。大切なのは、経験から学ぶこと。それに、りんさんには、他の人にはないものがあるじゃない」

「私に…何か…？」

「そうよ。りんさんの、あの…」

佐藤さんは、言葉を濁したが、りんは、佐藤さんが何を言おうとしたのか、うっすらと察していた。

その晩、りんはお風呂で、自分の体を見つめていた。手術室で、無意識のうちに、自分の体に触れてしまったことがある。医師の指示で、器械を掴むために、自分の胸が、腕が、動いた。その時、山田先生の、どこか粘つくような視線を感じたのだ。

「こっちの補助は上手だね…」

以前、山田先生が、りんの胸元をちらりと見ながら、そう呟いたことがあった。その言葉の裏に隠された下心に、りんの胸はざわついた。しかし、当時のりんには、それをどう受け止め、どう対処すればいいのか、わからなかった。ただ、ただ、恐怖と羞恥心で、体が硬直してしまうだけだった。

「大きな乳房のりんさんは、もう立派な下半身補助ナースだった…」

そんな言葉が、頭をよぎった。これは、自分への侮辱なのか、それとも、何かの皮肉なのか。りんには、もうわからなくなっていた。

翌日、りんが手術室に入ると、山田先生が、いつになく穏やかな表情で、りんを見ていた。

「りんさん、昨日、佐藤さんから君のこと聞いたよ。君のやる気は買っている。だから、もう少し、慣れるまで、辛抱強く見守ることにしよう」

その言葉に、りんの心に、小さな光が灯った。

「ありがとうございます、山田先生。精一杯、頑張ります」

りんはおずおずと答えた。

その日の手術は、昨日よりもずっとスムーズに進んだ。りんの動きは、まだぎこちない部分もあったが、昨日よりも格段に良くなっていた。器件の受け渡しは正確で、吸引のタイミングも、以前より早くなった。

「りんさん、その調子だ」

山田先生の声に、かすかな賞賛の色が混じっていた。りんの胸に、温かいものが広がった。

手術中、りんの胸が、医師の指示で、意図せず、山田先生の腕に触れた。その瞬間、りんの心臓がドキリとした。しかし、山田先生は、昨日とは違い、何も言わなかった。ただ、静かに、手術を続けた。

その夜、りんはお風呂で、再び自分の体を見つめた。確かに、自分の体は、他のナースと比べると、少し豊満かもしれない。それが、医師たちの、特に山田先生の、無意識の、あるいは意識的な、視線を引きつけてしまうのかもしれない。

「こっちの補助は上手だね…」

あの言葉が、もう一度、頭をよぎった。りんの胸は、複雑な感情でいっぱいになった。恐怖、羞恥心、そして、ほんの少しの、抵抗の念。

しかし、りんの心の中には、それ以上に強い決意が芽生えていた。

（私は、患者さんのために、ここにいる。私の体で、誰かを傷つけるようなことは、絶対にさせない）

その日から、りんの奮闘が始まった。彼女は、手術室のあらゆる情報を貪るように吸収し、先輩ナースたちの動きを観察し、少しでも早く、正確な動きを身につけようと努力した。

そして、ある手術の最中、再び、予期せぬ事態が起こった。山田先生が、器件を掴もうとした際、りんは、咄嗟に、自分の胸で、それを遮るように、医師の腕をそっと、しかし、きっぱりと、避けたのだ。

「…！」

山田先生の目が、大きく見開かれた。その表情には、驚きと、そして、かすかな、諦めの色が浮かんでいた。

「…わかったよ」

山田先生は、それ以上何も言わなかった。

その夜、りんはお風呂で、自分の胸に、そっと手を当てた。それは、もはや、恥ずかしさや恐怖の対象ではなかった。むしろ、それは、自分を守るための、そして、患者さんを守るための、一つの、武器のようなものになっていた。

「大きな乳房のりんさんは、もう立派な下半身補助ナースだった…」

あの言葉が、今、りんの耳に、全く違った意味で響いていた。それは、もはや、侮辱や皮肉ではなかった。それは、彼女が、この厳しい世界で、自分自身の存在意義を見出し、そして、それを、堂々と、戦い抜いた証だった。

りんの、緋色の手袋が、手術室の冷たい空気に、確かな存在感を放ち始めた。彼女の、優しく、しかし、毅然とした補助は、患者さんの命を、そして、自分自身の尊厳を、守り抜いていくのだろう。