【無料エロ動画】美麗熟女 美智子さん（44歳）【アダルトAV】

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## 官能の代償

　梅雨の湿気が肌にまとわりつく、鬱陶しい午後だった。五十嵐聡（いかり　さとし）、齢五十。白髪交じりの髪を無造作にかき上げ、鏡に映る疲れ切った顔を見つめる。妻は数年前に病で亡くなり、以来、一人暮らし。健康診断で「生活習慣病予備軍」と宣告されてからは、家事もままならない自分に、週に二度、ヘルパーが派遣されるようになった。

　そのヘルパーが、香苗（かなえ）だった。四十代後半だろうか、熟れた果実のような艶やかさを持つ女性。その声は、深みのある落ち着いた響きがあり、仕草の一つ一つに洗練された色香が漂っていた。聡は、彼女が来る日を、密かに、そして情熱的に待ち焦がれるようになっていた。

　「五十嵐さん、こんにちは。今日は洗濯と掃除をお願いしていましたね。」

　香苗の声に、聡の心臓が早鐘を打つ。玄関に立つ彼女の姿は、まるで夕暮れ時の陽光を浴びたかのように、温かく、それでいて眩しかった。淡い花柄のワンピースから覗く、適度に豊かな胸元。指先まで綺麗に整えられた爪。聡は、その全てに目が釘付けになった。

　「あ、ああ、香苗さん。どうぞ、上がってください。」

　いつものように、ぎこちなく応じる。香苗は、聡の自宅に足を踏み入れるなり、テキパキと仕事を始めた。彼女が掃除機をかける音、衣類を畳む手つき。その全てが、聡の視線から逃れることはなかった。聡は、リビングのソファに座り、コーヒーを啜りながら、その背中を追った。

　「五十嵐さん、お茶でもいかがですか？　新しい銘柄のお菓子もあるんですよ。」

　キッチンから聞こえる香苗の声。聡は、その誘いに、まるで吸い寄せられるように立ち上がった。キッチンへ向かうと、香苗は、小ぶりの陶器のカップに、湯気を立てる紅茶を注いでいた。そして、その傍らには、色とりどりの和菓子が並べられている。

　「ありがとう。」

　聡は、無意識のうちに、香苗の肩に手を伸ばそうとした。指先が、彼女の柔らかなワンピースの袖に触れる。香苗は、一瞬、動きを止めたが、すぐに何事もなかったかのように、微笑んだ。

　「どうぞ、召し上がってください。」

　その笑顔に、聡の胸はさらに高鳴った。彼女の瞳には、聡の熱っぽい視線が映り込んでいる。それは、単なる仕事上の付き合いでは決してない、特別な感情の共鳴だと、聡は確信していた。

　「香苗さん……。」

　聡は、震える声で彼女の名前を呼んだ。香苗は、ゆっくりと聡の方へ向き直った。その顔には、かすかな戸惑いと、それ以上の、抗いがたい情動が浮かんでいた。

　「五十嵐さん……。」

　二人の間に、言葉はなくなった。ただ、互いの視線が絡み合い、静かに、しかし激しく火花を散らす。聡は、もう抑えきれなかった。仕事中であることなど、頭の片隅にもなかった。彼は、香苗にゆっくりと近づき、その細い腕を掴んだ。

　「俺は……香苗さんのことが……。」

　言葉は、途切れ途切れにしか出てこない。香苗は、聡の行動に抵抗する様子もなく、ただ、その瞳を聡に向けたまま、静かに身を委ねていた。彼女の唇は、微かに開かれている。

　聡は、その唇に、自分の唇を重ねた。熟した果実のような、甘く、それでいて切ない香りが、聡の全身を駆け巡った。香苗の体温が、聡の手に伝わってくる。彼女の息遣いが、熱く、荒くなっているのが分かる。

　二人の唇は、さらに深く絡み合った。互いの渇望が、この狭いキッチンを満たしていく。聡は、香苗の体を抱き寄せた。彼女の体は、予想以上に柔らかく、聡の胸に吸い付くようにフィットした。

　「五十嵐さん……、だめ……。」

　香苗が、か細い声で囁く。しかし、その声には、拒絶の色はなかった。むしろ、その言葉に、聡の欲望はさらに掻き立てられた。

　「でも……俺は……。」

　聡は、香苗の耳元に顔を寄せ、熱い吐息を吹きかけた。香苗は、身を震わせ、聡の肩に顔を埋めた。

　その時だった。

　玄関のドアが開く音がした。

　「ただいまー。」

　聞き慣れた、しかし今は耳障りな声。聡と香苗は、まるで雷に打たれたかのように、互いを突き放した。

　「お父さん、まだヘルパーさん来てるの？」

　リビングから顔を出したのは、聡の娘、美咲（みさき）だった。大学を卒業し、一人暮らしを始めたが、週末には時々、父親の様子を見に顔を出す。

　美咲は、キッチンで、互いに顔を赤らめ、服の乱れを直そうとしている聡と香苗の姿を見て、怪訝な顔をした。

　「どうしたの？　二人とも、そんなに慌てて。」

　香苗は、すぐにいつもの仕事モードに戻り、笑顔を作った。

　「あら、美咲さん。こんにちは。お父様と、少しお話をしていました。」

　聡は、心臓が口から飛び出しそうなほどの恐怖を感じていた。美咲は、聡の様子がおかしいことに気づいたのか、さらに踏み込んだ。

　「お父さん、顔赤いよ。それに、香苗さんの服、ちょっと乱れてない？」

　美咲の鋭い指摘に、聡は言葉を失った。香苗は、平静を装おうと努めているが、その表情には、微かな動揺が隠しきれていない。

　「いや、それは……ちょっと、暑いからな。」

　聡は、必死に平静を装おうとしたが、その声は震えていた。美咲は、聡の言葉に納得がいかない様子で、香苗に視線を向けた。

　「香苗さんも、暑そうですね。」

　香苗は、笑顔で頷いた。

　「ええ、そうですね。」

　しかし、その笑顔は、いつもとはどこか違っていた。美咲は、二人の間の微妙な空気を察したのか、それ以上は何も言わなかった。

　「お父さん、晩ご飯どうする？　何か買ってこようか？」

　美咲は、話題を変えようと、聡に尋ねた。

　「ああ、そうだな。何か買ってきてくれると助かる。」

　聡は、助け舟を出されたように、安堵した。香苗は、静かに皿を片付け始めた。

　美咲が部屋を出て、買い物のために戻ってくるまでの間、聡と香苗は、ほとんど会話をしなかった。ただ、互いの視線が交錯するたびに、あの、官能的な瞬間が脳裏をよぎる。香苗の吐息、彼女の体の熱。そして、美咲の突然の帰宅。

　美咲が帰ってきて、夕食を共にしながら、聡は、香苗の顔を盗み見る。彼女は、いつものように、穏やかな表情で食事をしている。しかし、聡には分かる。あの、嵐のような時間が、彼女の心にも、深く刻み込まれていることを。

　香苗が帰る時間になった。聡は、玄関まで見送った。

　「今日は、ありがとうございました。」

　香苗は、いつものように、丁寧にお辞儀をした。しかし、その声には、微かな湿り気が帯びているように聞こえた。

　「いえ、こちらこそ。また、来週。」

　聡は、精一杯、平静を装って言った。香苗は、聡の顔をじっと見つめ、そして、ゆっくりと、しかし意味深な微笑みを浮かべた。

　「ええ、また、来週。」

　香苗が、マンションの廊下を歩いていく後ろ姿を見送りながら、聡は、自らの愚かさを噛み締めた。仕事中にもかかわらず、彼女に襲いかかってしまったこと。そして、彼女もまた、その誘いに乗ってしまったこと。

　美咲に見つかってしまった。あの、決定的な瞬間に。

　この出来事は、聡と香苗の関係に、どのような影を落とすのだろうか。そして、娘の美咲は、一体、何に気づき、何を思っているのだろうか。

　聡は、閉まるドアを見つめながら、胸の内に広がる、複雑な感情に身を委ねた。それは、罪悪感、後悔、そして、ほんの少しの、消えることのない、抗いがたい欲望だった。官能の代償は、あまりにも大きく、そして、これから、その代償を払わなければならない現実が、聡を待ち受けているようだった。