【無料エロ動画】義父にも種付けされています… 天河みなせ【アダルトAV】

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## 虚飾の扉

梅雨の匂いが染み付いた、湿った空気が部屋中に充満していた。俺、健一は、ソファに沈み込み、ぼんやりとテレビの砂嵐を眺めていた。妻の春子は、キッチンでせっせと夕食の準備をしている。彼女の陽気な鼻歌が、この重苦しい空気を少しだけ和らげてくれていた。

その時、玄関のドアを激しくノックする音が響いた。「こんな時間に誰だろう？」春子が訝しげに呟き、エプロンをつけたまま玄関に向かった。俺は、彼女の背中越しに、ドアが開けられるのを見守っていた。

そこに立っていたのは、紛れもない俺の父親、秀一だった。煤けた顔に、脂ぎった髪。着慣れないスーツは、どこか場違いなほどくたびれていた。春子は、俺の父親が突然現れたことに一瞬驚いたようだったが、すぐにいつものように朗らかな笑顔を向けた。「あら、お父さん！どうなさったんですか？突然」

父親は、春子の屈託のない笑顔に一瞬たじろいだように見えたが、すぐにニヤリと口角を上げた。「いや、娘に会いたくなってな。たまには顔くらい見せねばと思って」その言葉とは裏腹に、父親の目は春子を品定めするように、じろじろと舐め回すように見ていた。その視線に、俺の背筋に冷たいものが走った。

「まあ、どうぞお入りください」春子は、何の疑いもなく父親を招き入れた。父親は、でかい態度でリビングに上がり込んできた。俺は、父親の背中を睨みつけながら、内心、後悔と怒りで腹が煮えくり返っていた。

「こいつは…色狂いのクズ野郎だ」

それは、幼い頃から変わらない父親の姿だった。母が病で倒れてからも、女遊びをやめようとしなかった。母が亡くなった後、俺が成人して家を出てからも、父親はさらに奔放な生活を送っていたと風の噂で聞いていた。それでも、まさか、俺の家に、俺の愛する春子の前に、こんな形で現れるとは。

「健一、お前もいるのか」父親は、俺に気づいたように言った。その声には、まるで俺が邪魔者であるかのような響きがあった。「いや、そりゃいるだろうよ。俺の家だからな」俺は、抑えきれない怒りを込めて言い返した。

父親は、俺の言葉に鼻で笑うと、春子に話しかけ始めた。「春子ちゃんは、本当に綺麗になったなあ。健一の奥さんにするには、もったいないくらいだよ」その言葉に、春子は照れたように俯いた。俺は、父親の軽薄な言葉に吐き気を催した。

「お父さん、何か飲み物でもいかがですか？」春子が気遣わしげに尋ねた。父親は、ニヤニヤしながら「そうだな、ビールなんかあったら最高なんだが」と言った。春子は、二つ返事で冷蔵庫に向かった。

父親は、俺の横に座ると、肩膀を叩いた。「まあ、お前も俺に似て、女には困らねえだろうな」その言葉は、褒め言葉のようでもあり、同時に侮辱のようでもあった。俺は、父親の顔を見るのが耐えられなかった。

「お父さん、今日は泊まっていくんですか？」俺は、できるだけ平静を装って尋ねた。父親は、グラスのビールを煽りながら「いや、さすがにそこまでは。でも、せっかくだから、少しゆっくりしていこうかと思っている」と言った。

「そうか…」俺は、心臓が早鐘のように打つのを感じた。春子に何か起きる前に、父親を早くなんとか追い出さないと。その思いが、頭の中でぐるぐると回っていた。

夜が更けるにつれて、父親の態度はさらに大胆になっていった。春子に下品な冗談を言ったり、身体に触れようとしたり。春子は、その度に困惑した表情を見せていたが、俺の父親であることもあり、強く拒むことができないようだった。

俺は、父親の行動を制止しようとした。「お父さん、もう遅いです。そろそろお帰りください」俺は、父親の腕を掴みながら言った。父親は、俺の顔を睨みつけ、腕を振り払った。「なんだ、健一。親に向かってそんな言い方があるか」

「親だからこそ、礼儀をわきまえてほしいんです」俺は、声を荒げた。父親は、顔を真っ赤にして怒鳴った。「生意気なことを言うな！俺はお前の親なんだぞ！」

その瞬間、父親の目が、ソファに座って俺たちのやり取りを心配そうに見守っていた春子に向けられた。父親の瞳に、俺はあの頃と同じ、欲望の色が燃え盛っているのを見た。

「春子ちゃん、お父さんの隣においで」父親は、春子に呼びかけた。春子は、俺の顔を見ながら、戸惑った表情を浮かべた。「え…？」

「いいから、こっちへ来い」父親は、威圧的に言った。春子は、顔色を変え、俺の方に助けを求めるように視線を送った。

俺は、理性が吹っ飛ぶのを感じた。父親が、俺の、俺たちの、春子に手を出す。それを、このまま黙って見ているわけにはいかない。

「お父さん！」俺は、父親の胸ぐらを掴んだ。父親は、俺の攻撃を予期していたかのように、素早く身をかわし、俺の顔を殴りつけた。「このクソガキが！」

殴られた衝撃で、俺はソファに倒れ込んだ。頭がくらくらする。唇から血の味がした。

「大丈夫、春子ちゃん？」父親は、俺を無視して、春子に近づいた。春子は、恐怖に顔を青ざめさせて、後ずさった。

「や、やめてください、お父さん！」春子が、必死に訴えた。父親は、春子の手首を掴み、強引に引き寄せようとした。

「離せ！」俺は、立ち上がり、再び父親に飛びかかった。今度は、父親も容赦なく俺を突き飛ばしてきた。俺は、床に転がり、どうにか体勢を立て直そうとした。

その時、事件は起きた。

父親は、抵抗する春子を無理やり抱き上げようとした。春子は、悲鳴を上げ、必死に逃れようとしていた。父親の顔には、抑えきれない欲望が浮かび上がっていた。

俺は、床に落ちていた灰皿を掴み、父親の背中に向かって投げつけた。灰皿は、父親の背中に当たり、鈍い音を立てた。父親は、一瞬バランスを崩し、春子から手を離した。

「ぐっ…！」父親は、背中の痛みに顔を歪めた。その隙に、春子は俺の方へ駆け寄ってきた。

「健一！」春子は、俺の腕にしがみつき、震えていた。俺は、春子を庇うように父親と対峙した。

「もう一度言う。出ていけ！」俺は、怒りに震える声で言った。父親は、背中の痛みに歯を食いしばりながら、俺を睨みつけた。その目は、恨みと侮蔑に満ちていた。

「覚えていろよ、健一…」父親は、そう吐き捨てると、よろよろと玄関に向かった。ドアが閉まる音は、まるで雷鳴のように響き渡った。

部屋には、静寂が戻った。春子は、俺の胸に顔を埋め、泣いていた。俺は、春子の背中を撫でながら、父親の姿を思い描いていた。

「女房になにか起きる前に早くなんとか追い出さないと…」

その思いは、確かにあった。だが、俺の行動は、父親の性根を変えさせるには至らなかった。むしろ、俺たちの関係を、さらに深く、修復不可能なものにしてしまったのかもしれない。

窓の外は、いつの間にか雨が降り始めていた。虚飾に満ちた父との関係は、これで終わったのだろうか。いや、おそらく、これは始まりに過ぎないのだ。俺は、春子の温もりを感じながら、これからのことを、漠然と、しかし確かな不安と共に考えていた。