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二十歳になったばかりの風太（ふうた）は、少し変わった青年だった。細身で、肌は白く、大きな瞳はいつも少し潤んでいる。カフェでアルバイトをしながら、大学の講義に追われる日々を送っていたが、内面は秘めたる情熱を湛えていた。その情熱は、彼のデリケートな乳首に集中していた。

ある日、彼は勇気を振り絞って、成人向けビデオに出演するオーディションを受けた。初めてのことで緊張したものの、インタビュアーの質問に正直に答えた。「乳首が、すごく敏感なんです」と、かすれた声で告白した。

オーディションは合格し、撮影の日がやってきた。相手役は、ベテランの男優、涼介（りょうすけ）だった。涼介は、風太の緊張を解くように、優しく語りかけた。

「リラックスしていいんだよ。初めての経験なんだから、怖がらないで」

撮影が始まった。カメラが回り始めると、風太は急に緊張に襲われた。涼介の温かい手が、彼の乳首に触れた瞬間、思わず小さな声が漏れた。「あっ…」

涼介は、風太の反応を確かめるように、ゆっくりと乳首を指で撫でた。風太の身体は、瞬時に反応した。背筋がゾクゾクと震え、全身に電流が走った。今まで体験したことのない快楽に、彼は息を呑んだ。

涼介は、熟練の技で風太の乳首を刺激していく。優しく、そして大胆に。時折、舌先で軽く舐めたり、唇で吸い付いたりする。風太は、悶え苦しみながら、快楽の波に溺れていった。

しかし、日中の撮影は、予想以上に難しかった。普段はシャイな風太にとって、カメラの前で裸になること、そして涼介と性行為に及ぶことは、大きな負担だった。恥じらいが、彼の動きをぎこちなくさせた。

涼介は、風太の不自然な動きに気づいていた。彼は、風太に優しく寄り添いながら、撮影を中断することを提案した。「ちょっと休憩しよう。落ち着いてから、また始めよう」

休憩中、涼介は部屋の大きなカーテンに目をやった。窓からは、緑豊かな木々と、遠くに見える街並みが一望できた。彼は、風太に言った。「少し、窓を開けてみようか？」

カーテンがバサッと開くと、部屋の中に風が流れ込んだ。太陽の光が、部屋を明るく照らした。風太は、窓の外の景色に目を奪われた。緑の鮮やかさ、空の青さ、街の賑やかさ…　普段見慣れた景色なのに、この状況下では、まるで異世界の風景のように見えた。

しかし、その美しい景色が、風太の羞恥心をさらに増幅させた。裸で、涼介と二人きり。そして、その様子はカメラに捉えられている。彼は、激しい羞恥心と、窓の外の現実世界のギャップに圧倒された。

その瞬間、風太の肛門が、大きく収縮した。それは、彼の驚きと、抑えきれない羞恥心、そして、初めての性的体験への複雑な感情が、身体の奥底から湧き上がってきた証だった。

涼介は、風太の反応を理解した。彼は、慌ててカーテンを閉めた。「大丈夫だよ、落ち着いて」と、優しい声で語りかけた。

休憩後、撮影は再開された。しかし、最初のぎこちなさは残ったままだった。それでも、涼介の優しい言葉と、熟練の技術のおかげで、風太は徐々に緊張を解いていった。

撮影が終わった後、風太は疲労困憊だったが、同時に、新たな自分を発見したような、不思議な充実感を感じていた。初めての経験は、彼の人生に、大きな変化をもたらした。それは、決して忘れられない、特別な記憶として、彼の心の中に刻まれた。

後日、風太は涼介に感謝の言葉を伝えた。「あの時、カーテンを開けてくれて、ありがとうございました。おかげで、少しだけ、楽になりました」

涼介は微笑んで答えた。「君がリラックスできるよう、ベストを尽くしただけだよ。これからも、自分らしく生きていけばいい」

風太は、涼介の言葉を胸に、大学生活とアルバイトを続けながら、自分の道を歩んでいった。彼の乳首の感度は、これからも、彼の人生を彩っていくであろう。そして、あの日の窓の外の景色と、自分の身体の反応は、いつまでも彼の記憶の中に、鮮やかに残るはずだった。