【無料エロ動画】風俗に堕ちた人妻たち 10人4時間【アダルトAV】

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## 砂時計の砂

陽子さんは、リビングのソファに深く沈み込んだ。時計の針が、静かに、しかし容赦なく時を刻んでいる。夫の帰宅まで、あと一時間。その間、彼女はどんな顔をして、どんな言葉を夫に投げかけるのだろうか。

「簡単高収入」。その文字列が、SNSのタイムラインを流れるように目に飛び込んできたのは、数ヶ月前のことだった。専業主婦として、細々とした家計をやりくりする日々に、陽子さんは閉塞感を感じていた。夫の給料は安定しているけれど、子どもの習い事や、たまに友人とランチに出かけるだけでも、すぐに家計は火の車。もっと自由にお金を使いたい、そう願う気持ちが、あの怪しい広告に吸い寄せられた。

最初は、ただの「お小遣い稼ぎ」のつもりだった。キラキラした服を着て、普段とは違う自分を演じる。それで、数万円が手に入る。その魅力に、陽子さんは抗えなかった。しかし、その「お小遣い稼ぎ」は、徐々にその本質を変えていった。

「講習」。それは、実質的な「訓練」だった。プロの男たちが、陽子さんたち「新米」に、顧客との接し方、そして「サービス」のイロハを叩き込んだ。最初のうちは、戸惑いと羞恥心で体が強張った。見知らぬ男の視線、触れられる感覚、そして、徐々に高まっていく自分の中の「何か」。それは、今まで知らなかった、危険な快感だった。

「最初は、ただの演技だと思っていたの。」

陽子さんは、グラスに注いだ白ワインをゆっくりと傾けた。琥珀色に揺れる液体は、彼女の胸の内に秘めた暗い情熱を映し出しているかのようだった。

「でも、彼らはプロだった。私たちの体の反応を、すべて熟知しているかのように。そして、私たちが望む以上のものを、巧みに引き出していく。」

指先でグラスの縁をなぞりながら、陽子さんは続けた。

「彼らは、私たちに『心地よさ』を教え込む。それは、夫の触れ方とは全く違う、もっと直接的で、もっと強引な『心地よさ』。そして、その『心地よさ』に、私たちはどんどん慣れていく。」

講習を終えた後、彼女たちは「風俗嬢」として、顧客を待つ身となった。最初は、顔を隠し、名前も偽名で、できるだけ「普通」の自分から離れていようとした。しかし、経験を積むにつれて、その壁は低くなっていった。

「お客さんも、様々だったわ。」

陽子さんは、遠い目をした。

「真面目そうなサラリーマンの人もいれば、普段は近寄りがたいような、お金持ちそうな人も。みんな、ここに来るときは、普段の顔を脱ぎ捨てて、別人のようになるの。」

そして、陽子さん自身も、また別人のようになっていった。夫に内緒で、高価なバッグを買った。友人と、贅沢なランチを楽しんだ。それは、彼女が「風俗嬢」として稼いだお金で得た、ささやかな「自由」だった。

「でも、一番恐ろしいのは、自分自身が変わっていくこと。」

陽子さんの声は、かすかに震えていた。

「最初は、お金のため、って思っていた。でも、いつの間にか、あの『刺激』が欲しくなっている自分がいるの。夫の優しい触れ方では、もう満たされない身体になっている。」

彼女は、指先で自分の唇をそっと撫でた。あの「講習」で、そして「仕事」で、何度も奪われた場所。そこには、もう純粋な「妻」としての記憶は、薄れていくばかりだった。

「旦那には、言えない。こんな自分が、旦那の隣にいるなんて。」

時計の針が、さらに進んだ。夫の足音が、玄関から聞こえてくる。陽子さんは、急いでワイングラスを片付け、リビングを片付けた。いつもの「妻」の顔を、無理やり引き締める。

「おかえり。」

いつものように、笑顔で夫を迎える。夫は、陽子さんの顔をじっと見つめた。

「疲れてるのか？顔色が良くないな。」

「ううん、大丈夫よ。ちょっと、考え事してただけ。」

陽子さんは、精一杯、明るい声で答えた。夫は、優しく陽子さんの頭を撫でた。その温かい手に、陽子さんの身体は、微かに反応した。それは、もう「妻」としての愛情に応える反応ではない。身体が、かつて経験した「刺激」を求めている、生理的な反応だった。

「ごめんね。」

陽子さんは、心の中で呟いた。夫の優しさに、ではなく、自分自身に。そして、この、二度と戻れない場所へ足を踏み入れてしまった自分自身に。

砂時計の砂は、もう止まらない。一粒、また一粒と、落ちていく。陽子さんの毎日は、このまま、見えない罪悪感と、身体が求める「刺激」の間で、砂のように静かに、しかし確実に、すり減っていくのだろう。

夜の帳が降りる。リビングには、夫と陽子さんの、二つの影が並んでいる。しかし、その影の間には、埋めようのない、深い溝があった。陽子さんの胸の奥底で、かすかに疼く身体が、静かに、しかし強く、その溝を広げようとしていた。彼女は、その疼きを、どうすることもできずに、ただ、夜の闇に身を任せるしかなかった。