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## パコパコ同棲生活

「ねえ、TOKIくん、これ見て！」

リビングのソファでパソコンに向かっていた遠藤拓己（通称：TOKI）は、恋人である玲奈の声に顔を上げた。玲奈は、今流行りのスマホゲームの画面を彼に見せようとしている。TOKIは、グラビアアイドルとして多忙を極める傍ら、ゲーム実況も手がけており、玲奈も熱心な視聴者の一人だった。

「ふーん、新しいイベントか。俺、今ちょっと忙しいんだけど…」

TOKIは、明日の撮影に向けて衣装の確認をしており、ゲームに集中する余裕はなかった。しかし、玲奈の熱意に負けて、彼女のスマホを覗き込んだ。

「へぇ、これなかなか難しいな。一緒にやってみる？」

玲奈の頬は赤みを帯び、嬉しそうに笑った。TOKIは、彼女の隣に腰掛け、スマホを二人で覗き込む体勢になった。親密な距離感に、TOKIの心臓は少しだけ速くなった。

数分後、玲奈はゲームに夢中になり、TOKIの手を自分の肩に置いた。TOKIは、彼女の柔らかな肌に触れ、自然と彼女の腰に手を回した。ゲームの画面は二人にとって、もはや背景に過ぎなかった。

「…TOKIくん」

玲奈の小さな声が、TOKIの耳元で響いた。彼女の息遣いが、彼の耳に触れる。その温かさ、そして彼女の甘く焦がれたような香り、全てがTOKIを刺激した。

「…ん？」

TOKIは玲奈の顔を覗き込んだ。彼女の瞳は、熱い想いを湛えている。TOKIは、玲奈の唇に自分の唇を重ねた。

それは、静かで、熱烈なキスだった。ゲームの画面は、二人の情熱には届かない、遠い世界のことだった。

キスは、ソファからベッドへと移り、二人の激しい情熱の渦へと変わっていった。TOKIの仕事柄、筋肉質な体と、日焼けした小麦色の肌は、玲奈の視線を釘付けにした。玲奈も、TOKIに負けないほどの鍛えられた身体をしていた。互いの身体の熱を感じながら、何度も何度も、二人の肉体は絡み合った。

数時間後、二人とも汗ばんだ体で、ベッドに寄り添っていた。

「…疲れた…」

玲奈は、TOKIの胸に顔を埋め、幸せそうに呟いた。

「…うん。でも、最高だったな」

TOKIは、玲奈の髪を優しく撫でた。

二人の同棲生活は、常にこの様な熱気に満ち溢れていた。

テレビを見ている最中も、TOKIがキッチンで料理をしている最中も、突然のキスから始まるセックスは日常茶飯事だった。それは、まるで、二人の愛の証のように、頻繁に、そして情熱的に繰り返された。

ある日の夜、TOKIは、新しい撮影の資料をパソコンで確認していた。深夜にもかかわらず、彼の集中力は途切れることはなかった。しかし、玲奈が彼の後ろに近づき、彼の肩にそっと手を置いた瞬間、TOKIはパソコンの画面から目を離した。

「…どうしたの？」

TOKIは、玲奈の顔に自分の顔を近づけた。玲奈の瞳には、いつものように彼のことが溢れていた。

「…ちょっと疲れたかな…TOKIくんに甘えたい」

玲奈の言葉は、TOKIの心臓を震わせるには十分だった。

パソコンは閉じられ、資料は忘れ去られた。二人の熱い抱擁が、静かな部屋を満たしていった。

彼らがベッドで過ごす時間は、ただ眠るためだけのものではなかった。互いの身体を確かめ合い、愛情を確認し合う、大切な時間だった。

TOKIは、玲奈との同棲生活を「パコパコ同棲生活」と冗談めかして呼ぶこともあったが、その言葉の裏には、深い愛情と信頼があった。それは、単なる肉体的な関係ではなく、二人の魂が深く結びついた、特別な時間だった。

彼らの生活は、常にセックスに満ち溢れていた。しかし、それは決して軽薄なものではなかった。それは、互いを深く理解し、愛し合う、二人の証だった。時には激しい情熱で、時には優しく穏やかに、二人の愛は、様々な形に姿を変え、彼らの生活を彩り豊かに満たしていた。

「ねえ、TOKIくん。明日も、いっぱい…しようね？」

玲奈の、少し照れた表情と、甘い囁きは、TOKIにまた新たな情熱を呼び覚ました。

そして、再び、二人のパコパコ同棲生活は、夜へと続いていくのだった。  彼らにとって、それは、単なるセックスではなく、愛の表現であり、幸せな日々を紡ぎ出すための、かけがえのない時間だった。