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## 背徳の小旅行

レンタカーの窓から見える景色は、どこまでも続く田園風景だった。ハンドルを握る僕は、少し緊張していた。助手席に座るひかりさんは、穏やかな笑顔で窓の外を眺めている。

「綺麗ね、こういう景色もたまにはいいわ」

彼女の声は、都会の喧騒とは無縁の、どこか懐かしい響きを持っていた。ひかりさんは、31歳の人妻。ほんのりとした色香が漂う、巨乳の持ち主だ。今回の旅のメンバーの中で、一番最初に打ち解けた人だった。

この旅は、僕にとって一種の実験だった。日常に倦怠感を抱き、刺激を求めていた僕は、ネットで見つけた「背徳の小旅行」という企画に、半ば衝動的に応募したのだ。コンセプトは、「中に出したい人妻と不貞の倫理の旅」。倫理という言葉が、どこか皮肉めいて響く。

後部座席には、優菜さんとるりさんが座っている。優菜さんは28歳の若妻で、爆乳美人。常に何かを期待するような、刺激的な視線を僕に向けてくる。一方、るりさんは27歳のド爆乳若妻。どこか投げやりな雰囲気で、今回の旅に対してあまり乗り気ではないように見えた。

そして、もう一人。エリカさんは、まだ集合場所に現れていなかった。31歳の美麗美巨乳妻。男に尽くす性格が災いして、今回の旅に参加することになったらしい。

最初の目的地は、温泉旅館だった。情緒感たっぷりの佇まいは、都会の喧騒を忘れさせてくれる。チェックインを済ませ、部屋に荷物を置くと、ひかりさんが提案した。

「せっかくだから、浴衣に着替えて散策でもしない？」

僕は二つ返事で同意した。優菜さんは少し不満そうだったが、るりさんは無表情のまま、小さく頷いた。

旅館の周りを散策していると、次第に日が暮れてきた。提灯の明かりが、幻想的な雰囲気を醸し出す。ひかりさんは、ゆっくりとした口調で語り始めた。

「私ね、結婚してもう５年になるんだけど、最近、夫との間にマンネリを感じていたの。愛情がないわけじゃないんだけど、何か物足りなくて…」

彼女の言葉は、僕の心に深く突き刺さった。僕自身も、同じような悩みを抱えていたからだ。

夕食は、個室で用意された豪華な懐石料理だった。美味しい料理とお酒をいただきながら、私たちはそれぞれの近況を語り合った。優菜さんは、夫との性生活に対する不満を、遠慮なく口にした。るりさんは、相変わらず無口だったが、時折、寂しげな表情を見せた。

夕食後、露天風呂に入ると、昼間の疲れが吹き飛んだ。湯けむの中に浮かぶ人妻たちの姿は、妖艶で、どこか危険な香りがした。

夜、部屋に戻ると、ひかりさんがお酒を用意してくれた。

「せっかくだから、もっとゆっくり話しましょう」

彼女の言葉に、僕は内心ドキドキした。

お酒を飲みながら、私たちはさらに深い話をするようになった。ひかりさんは、夫との出会いから結婚までの経緯、そして現在の心境を赤裸々に語ってくれた。優菜さんは、夫の浮気疑惑について、激しい口調で語った。るりさんは、ようやく口を開き、過去の恋愛におけるトラウマを語り始めた。

深夜、エリカさんがようやく旅館に到着した。疲れた表情をしていたが、その美しさは際立っていた。彼女は、自己紹介を済ませると、すぐに風呂に入りに行った。

風呂から上がってきたエリカさんは、少しだけ打ち解けたように見えた。彼女は、夫からの束縛に苦しんでいることを打ち明けた。

その夜、僕はなかなか寝付けなかった。人妻たちの言葉が、頭の中でリフレインしていた。そして、ふと、ある衝動に駆られた。

翌朝、朝食を済ませると、私たちは次の目的地へと向かった。目的地は、人里離れた場所にある、小さな教会だった。

教会の中で、私たちはそれぞれ、今回の旅に対する思いを語り合った。ひかりさんは、新しい自分を見つけたいと語った。優菜さんは、夫への復讐を誓った。るりさんは、過去のトラウマを乗り越えたいと語った。エリカさんは、自由になりたいと語った。

そして、僕も自分の思いを語った。日常に倦怠感を抱き、刺激を求めていたこと、そして、彼女たちとの出会いを通して、何か変わるかもしれないと期待していることを。

教会の外に出ると、強い日差しが私たちを照らした。ひかりさんが、僕に近づいてきた。

「ねえ、ちょっとお願いがあるんだけど…」

彼女の言葉に、僕は息を呑んだ。

その日の午後、私たちは、旅館に戻り、チェックアウトの手続きを済ませた。レンタカーに乗り込み、帰路についた。

車の中は、行きとは全く違う空気が流れていた。人妻たちは、それぞれの心に何かを抱えながら、窓の外を眺めていた。

そして、僕は、この旅を通して、自分自身も大きく変わったことを実感していた。

数日後、僕は、ひかりさんからメッセージを受け取った。

「あの日のこと、ありがとう。あなたのおかげで、少しだけ、前に進むことができたわ」

僕は、メッセージを読み終えると、ゆっくりと息を吐き出した。そして、静かに微笑んだ。

背徳の小旅行は、終わった。しかし、その旅を通して得た経験は、僕の心に深く刻まれた。そして、僕は、これからも、その経験を胸に、生きていくのだろう。