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## 罪の蜜月旅行

車のエンジン音が、静寂を切り裂いた。

「本当に、いいんですか…？」

助手席のひかりが、不安げな瞳でこちらを見た。彼女は31歳、ほんのりとした色香を漂わせる巨乳人妻だ。昼間の光の中では控えめに見える化粧も、夜の帳が下りるとどこか妖艶さを帯びてくる。

「大丈夫だって。俺を信じて」

俺、達也はハンドルを握りながら、努めて明るい声で答えた。後部座席では、優菜とるりが身を寄せ合って、小さく笑い合っている。優菜は28歳の爆乳美人若妻、刺激的なことを求めて、この旅に参加したらしい。るりは27歳のド爆乳若妻で、どこか自棄っぱちな雰囲気を漂わせている。そして、エリカはまだ来ていない。

この旅は、一種の実験だった。疲弊した日常から逃れ、罪の淵を覗き込むことで、彼女たちが何を感じるのか。そして、俺自身がどう変わるのか。

一時間ほど走ると、街の喧騒は遠ざかり、緑豊かな山道に入った。目的地の温泉旅館は、ひっそりと山の中に佇んでいる。チェックインを済ませ、それぞれの部屋に荷物を置いた後、ロビーに集合した。

「まずは、温泉に入りましょうか」

優菜が提案した。彼女の目は、既に興奮の色を宿している。

温泉は、露天風呂と内風呂があり、それぞれ趣が異なっていた。ひかりと優菜は露天風呂へ、るりは内風呂へと分かれた。俺は、皆の様子を見守るように、露天風呂の隅に腰を下ろした。

湯煙の中に、ひかりの白い肌が浮かび上がる。彼女は目を閉じ、静かに息を吐き出した。

「気持ちいい…」

その声は、どこか解放されたようだった。優菜は、湯船の中で身を乗り出し、景色を眺めている。

「ねえ、達也さん。私、こういうの初めてなんです。ドキドキする」

彼女はいたずらっぽく笑った。

内風呂からは、るりの鼻歌が聞こえてくる。彼女は一人、何を考えているのだろうか。

風呂から上がり、夕食の時間になった。個室に用意されたのは、地元の食材を使った会席料理だ。

「いただきます」

ひかりが音頭を取り、皆で箸を取った。最初は、ぎこちない会話が続いたが、酒が進むにつれて、徐々に打ち解けていった。

「私、結婚してから、ずっと我慢してたんです」

優菜が、突然告白した。

「夫は仕事ばかりで、私のことなんて、全然見てくれない。だから、たまには、こういう刺激も、いいかなって…」

彼女の言葉に、ひかりも頷いた。

「私も…夫とは、もう長いこと、触れ合ってないんです。子供のことばかりで、女として見られてる気がしない…」

るりは、黙って酒を煽っている。彼女の瞳は、どこか虚ろだった。

食事が終わり、部屋に戻った後、俺はひかりの部屋を訪ねた。彼女は浴衣姿で、窓の外を眺めていた。

「どうしたんですか？」

俺が声をかけると、彼女は振り返り、寂しげな微笑みを浮かべた。

「少し、考え事を…」

彼女は、窓辺に腰を下ろし、グラスを傾けた。

「私、本当に、こんなことしていいんでしょうか…」

彼女の瞳から、涙がこぼれ落ちた。

「ひかりさん…」

俺は、彼女の隣に座り、そっと肩を抱いた。彼女は、俺の胸に顔を埋め、声を上げて泣き出した。

「ごめんなさい…ごめんなさい…」

俺は、彼女の背中を優しく撫でながら、静かに言った。

「大丈夫。誰も責めない。あなたは、ただ、自分の気持ちに正直になればいいんだ」

その夜、ひかりは、俺の部屋に泊まった。彼女は、まるで子供のように、俺にしがみつき、震えていた。

翌朝、エリカが旅館に到着した。彼女は31歳の美麗美巨乳妻で、男に尽くす性格が災いし、苦労してきたらしい。

「遅れて、すみません…」

彼女は、申し訳なさそうに頭を下げた。

「気にしないでください。ゆっくり休んでください」

俺は、彼女に微笑みかけた。

エリカが加わったことで、旅の雰囲気は、少し変わった。彼女は、控えめながらも、皆に気を配り、場を和ませようとしていた。

昼食後、俺たちは、近くの観光地を巡ることにした。渓谷にかかる吊り橋を渡ったり、古い寺院を見学したり、地元の名産品を試食したり。

夕方、旅館に戻り、最後の晩餐を楽しんだ。

その夜、俺は、優菜の部屋を訪ねた。彼女は、既に浴衣を脱ぎ捨て、下着姿で待っていた。

「達也さん…私、もう、我慢できない…」

彼女は、俺に抱きつき、熱いキスを浴びせてきた。

その夜、俺は、優菜と、るりと、エリカと、それぞれ、言葉にできないような時間を過ごした。

翌朝、旅館をチェックアウトし、それぞれの日常へと帰っていく時が来た。

「ありがとう…」

ひかりが、俺にそっと囁いた。彼女の瞳は、どこか吹っ切れたように、輝いていた。

「また、会いましょう」

優菜が、手を振って別れを告げた。彼女の顔には、充実感が漂っていた。

るりは、何も言わずに、車に乗り込んだ。彼女の瞳は、まだ、虚ろだった。

エリカは、深々と頭を下げて、別れを告げた。彼女の頬は、ほんのり赤らんでいた。

俺は、ハンドルを握り、アクセルを踏み込んだ。

この旅は、彼女たちにとって、そして、俺にとって、一体何だったのだろうか。

罪の意識、解放感、そして、ほんの少しの希望。

それぞれの心に、深く刻まれた、背徳の蜜月旅行。

そして、俺は、その旅の記録を、小説として書き残すことにした。

決して、誰にも語ることのできない、罪の物語を。