【無料エロ動画】もし息子が娘ならこうする。 ゆきのあかり【アダルトAV】

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## 帰郷の日に咲いた薔薇

古びた木造の家、庭には手入れの行き届いていない雑草が生い茂り、どこか寂しげな雰囲気が漂っていた。そこに一台のタクシーがゆっくりと近づき、埃っぽい庭先に停車する。トランクから取り出されたのは、真新しいピンク色のスーツケース。運転手に見送られ、一人の女性がタクシーを降り立った。

長い黒髪が風に揺れ、陶器のように白い肌が夕日に照らされている。大きな瞳は吸い込まれるように深く、その奥には複雑な感情が渦巻いているようだった。女性は深呼吸をし、ゆっくりと家のドアへと向かった。インターホンを鳴らす指先が、微かに震えている。

「ただいま」

絞り出すような声が、静寂を破った。

ドアが開いた。そこに立っていたのは、驚愕に目を見開いた父親、健一だった。その後ろからは、心配そうな表情を浮かべた母親、美代子が現れる。

「…あなたは、誰？」

健一の声は震えていた。目の前にいるのは、見覚えのない美しい女性。しかし、どこか見覚えのある面影が、確かにそこにあった。

「…お父さん、お母さん、ただいま。私だよ、和也」

その言葉を聞いた瞬間、美代子は手にしていたエプロンを落とし、健一は息を呑んだ。和也。間違いなく、彼らの息子、和也だった。最後に会ったのは、３年前。大学進学を機に上京し、音信不通になっていた息子。それが今、こんなにも美しい女性の姿で、目の前に現れたのだ。

「和也…？お前、一体どうしたんだ？」

健一の声は、戸惑いと驚愕で震えていた。和也は少し俯き、覚悟を決めたように顔を上げた。

「ずっと、言えなかったんだけど…私、ずっと自分の性に違和感を感じてた。上京してから、いろんなことを経験して、やっと自分の気持ちに正直になれたの。手術も受けて、戸籍も変えた。これからは、和花として生きていく」

美代子は言葉を失い、ただただ和花の顔を見つめていた。健一はというと、混乱と動揺を隠せない様子で、何度も和花の顔と自分の手のひらを見比べていた。

その夜、和花は両親に、上京してからの３年間で経験したこと、感じていたこと、そして性別適合手術を決意するまでの葛藤を、静かに語った。美代子は涙を流しながら、和花の言葉に耳を傾け、時折優しく肩を抱きしめた。

健一はというと、言葉少なに和花の話を聞いていた。心の奥底には、言葉にできない複雑な感情が渦巻いていた。息子の面影を残した美しい娘。その姿に、戸惑いながらも、抗えない何かが芽生え始めていた。

数日が過ぎ、和花は実家での生活に少しずつ慣れていった。美代子は、和花のために新しい服を買ったり、一緒に料理をしたりと、まるで娘ができたかのように喜んでいた。しかし、健一はどこかぎこちなく、和花と目を合わせるのを避けているようだった。

ある夜、和花が風呂上がりにリビングに行くと、健一が一人で酒を飲んでいた。いつものようにテレビを見ているわけでもなく、ただ静かにグラスを傾けている。

「お父さん、どうしたの？何かあった？」

和花が声をかけると、健一は少し驚いたように顔を上げた。

「…いや、何でもない。少し考え事をしていただけだ」

そう言いながらも、健一の目は和花から離れない。風呂上がりの和花の肌は、湯気でほんのりと赤みを帯びていた。薄手の部屋着から覗く鎖骨が、健一の視線を釘付けにする。

「…和花、お前は…本当に綺麗になったな」

健一は、まるで独り言のように呟いた。和花は少し戸惑いながらも、微笑んだ。

「ありがとう、お父さん」

その笑顔を見た瞬間、健一の中で何かが弾けた。それは、父親としての愛情だけではない、もっと別の、男としての欲情だった。自分の息子が、美しい女性になった。その事実に、抗うことができないほど強く惹かれている自分に、健一は気づいてしまったのだ。

その日から、健一の行動は徐々にエスカレートしていった。和花が家事をしていると、意味もなく話しかけたり、肩に触れたりするようになった。夜には、和花の部屋の前を何度も往復し、ドアの隙間から中の様子を窺うこともあった。

和花は、健一の変化に気づいていた。最初は戸惑っていたが、次第に恐怖を感じるようになった。父親の視線が、以前とは明らかに違う。それは、娘を見る父親の目ではなく、一人の女性を見る男の目だった。

ある夜、和花が寝ていると、ドアが開く音がした。薄暗い部屋に、健一の影がゆっくりと近づいてくる。恐怖で体が震え、声も出せない。健一は、和花のベッドの傍に座り、震える手で和花の頬を撫でた。

「…和花、お前は本当に綺麗だ。まるで、別人みたいだ」

健一の声は、普段よりもずっと低く、震えていた。和花は必死で抵抗しようとしたが、体が言うことを聞かない。

「やめて、お父さん…」

絞り出すような声が、震える部屋に響いた。健一は、和花の言葉を聞こえないふりをし、さらに顔を近づけてきた。

その時、ドアが勢いよく開いた。そこに立っていたのは、青ざめた顔をした美代子だった。

「健一！何をしているの！？」

美代子の怒鳴り声に、健一は我に返った。慌てて立ち上がり、震える足で部屋から逃げ出した。

その夜、和花は美代子に抱きしめられながら、泣きじゃくった。美代子は、何も言わずに和花の背中を優しく撫でていた。

翌朝、健一は姿を消した。置き手紙には、自分の犯した罪を悔い、遠くへ旅に出ると書かれていた。

和花は、父親の行動に深く傷つき、再び実家を離れることを決意した。美代子は、和花の決意を尊重し、笑顔で見送った。

数年後、和花は自分の店を持ち、幸せな生活を送っていた。過去の辛い経験を乗り越え、強く美しい女性として、輝きを放っていた。

ある日、店のドアが開いた。そこに立っていたのは、やつれた顔をした健一だった。

「…和花、会いに来てしまった。本当に、すまなかった…」

健一は、和花の前で深く頭を下げた。和花は、静かに健一を見つめた。複雑な感情が胸に去来する。憎しみ、悲しみ、そして、ほんの少しの愛情。

「…お父さん、顔色が悪いね。とりあえず、中に入って。温かいお茶でも飲む？」

和花は、そう言って健一を店の中に招き入れた。過去の傷は癒えることはないかもしれない。しかし、和花は、父親を許すことを決意した。それは、過去を乗り越え、未来へと進むための、和花の選択だった。

そして、二人は静かに語り始めた。まるで、長い間会っていなかった、普通の父と娘のように。