【無料エロ動画】うちの娘にかぎって…「アカン…、恥ずかしぃ…。」【アダルトAV】

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## 硝子の檻の蝶

藤崎家には、誰もが羨むような娘がいた。名前は優希。高校二年生。成績は常に学年トップを走り、容姿は透き通るような白い肌に切れ長の涼しげな瞳、艶やかな黒髪が肩まで流れ落ちる。何よりも父、健一を溺愛していることが、その言動の端々から滲み出ていた。学校行事や家庭教師の送り迎えで健一が来ると、優希は満面の笑みで駆け寄り、嬉しそうに父の腕に絡みつく。健一もまた、そんな娘が可愛くて仕方なかった。妻の陽子は、娘のこの無垢な愛情表現を見るたびに、健一と優希の絆の強さを感じ、微笑ましく思っていた。

「お父さん、今日の夕飯何？」
「優希が好きなハンバーグだよ」
「やった！お父さんありがとう！」

リビングから聞こえてくる二人の楽しげな声を聞きながら、陽子はキッチンでハンバーグを焼いていた。優希が健一に懐いているのは良いことだ。それに、優希には恋人がいない。何度か男子生徒からアプローチがあったようだが、優希は健一以外の男性には全く興味を示さない。「お父さんにはかなわないもん」と屈託なく笑う娘の姿が、陽子は微笑ましく、そして少しだけ寂しくもあった。

優希の唯一の不安材料は、その完璧すぎるほどの姿だった。成績優秀、容姿端麗、そして父を溺愛。まるで人形のように、欠点が見当たらない。しかし、陽子はそれが逆に心配だった。あまりにも完璧すぎる娘は、現実から乖離しているのではないか。どこかに歪みが隠されているのではないか。そんな漠然とした不安が、陽子の胸の底に沈殿していた。

ある日、健一が会社から遅く帰ってきた。いつもなら「ただいま」と同時に優希が駆け寄ってくるのに、その日は静かだった。

「優希は部屋にいるのか？」
「さっきまでリビングにいたけど…」

陽子は少し不安になり、優希の部屋のドアをノックした。
「優希？大丈夫？」
返事がない。ドアを開けると、優希はベッドの上でうつ伏せになっていた。肩が小刻みに震えている。

「優希！どうしたの？」
陽子は慌てて駆け寄る。優希は顔を上げず、声にならない嗚咽を漏らしていた。
「大丈夫よ、優希。何があったの？」
優希は顔を上げ、泣き崩れた。
「お父さん…お父さんが、私の事…」
そこで言葉に詰まる。

「どうしたの？お父さんが何かしたの？」
陽子はますます不安になった。まさか、娘に手を出したと言うのだろうか。健一に限ってそんなことはないはずだ。しかし、娘のあまりの悲痛な泣き声は、陽子の心の奥底に眠っていた不安を呼び覚ました。

「違うの…違うのよ、お母さん…」
優希は震える手で、スマホを陽子に差し出した。そこには、見慣れないSNSの画面が表示されていた。そこには、優希の写真が数枚。そして、それに対する誹謗中傷のコメントがびっしりと書き込まれていた。

「『顔は可愛いけど、父親に媚びてるのが気持ち悪い』『 daddy's girlとか笑える』『男みたいに頭良いだけじゃん』『実際は愛されてないんだろ』…」

優希はそこでまた泣き出した。
「私が…私が父さんのことが好きなのは、悪いことなの？私は、父さんのために頑張ってるのに…」

陽子は胸が締め付けられた。娘は、健一を慕う気持ちを、そんな風に捻じ曲げられて傷つけられていたのだ。一体誰が、こんなことを。

「大丈夫よ、優希。あなたがお父さんのことが好きなのは、当たり前のことよ。お父さんも、きっと優希のこと大好きだから。」
陽子は優希を抱きしめ、背中をさすった。しかし、優希の心の傷は、そう簡単に癒えるものではないだろう。

その夜、健一が帰宅した時、陽子は優希の件を静かに話した。健一は顔色を変え、激怒した。
「誰だ！うちの優希にそんなことを言う奴は！」
健一はスマホを手に取り、優希のSNSを覗き込んだ。優希のプライベートな情報が、いかに簡単に流出していたのか、その事実に健一は愕然とした。

しかし、犯人を特定することはできなかった。匿名で書き込まれた悪意は、まるで闇夜に紛れる影のようだった。

それからというもの、優希は以前のように健一に懐かなくなった。学校でも、以前は朗らかに友人と話していた優希が、一人で本を読んだり、窓の外をぼんやり眺めたりすることが増えた。成績は相変わらず優秀だったが、その瞳には以前の輝きが失われていた。

陽子は、この一件をきっかけに、娘の心の闇に触れた気がした。そして、娘が知らないところで、誰かに「染められていく」可能性に恐怖を感じ始めた。その誰かとは、一体どんな人間なのだろうか。優希の恋人？それとも、もっと悪質な存在？

ある日、陽子は優希の部屋の片付けをしていた。机の引き出しから、一枚のメモが出てきた。そこには、見慣れない男性の名前と電話番号が書かれていた。

「佐藤健太」

優希は、この「佐藤健太」と会っているのだろうか。健一以外に、優希が心を開く男性がいるのだろうか。陽子は胸騒ぎを覚え、そのメモをそっとポケットにしまった。

数日後、陽子は意を決して、その「佐藤健太」に電話をかけてみた。電話に出たのは、落ち着いた低い声の男性だった。

「もしもし、佐藤でございます。」
「あの、私、藤崎優希の母、陽子と申しますが…」
「お嬢さんのお母様ですか。どうされましたか？」
「優希が…その、お宅に何か御用があったようでして…」
陽子は、探っているような言い方で尋ねた。

「ああ、優希ちゃんね。彼女とは、何度か会っていますよ。優希ちゃんの、家庭教師の先生をさせてもらっています。」
「家庭教師…？先生はどこの方ですか？」
「〇〇予備校の佐藤と申します。優希ちゃんの学習相談に乗らせてもらっています。」

陽子は肩透かしを食らったような気分になった。優希には、学校の先生以外に家庭教師はついていなかったはずだ。しかし、優希が自分で見つけたのかもしれない。

「そうですか…娘がお世話になっております。」
「いえいえ、こちらこそ。優希ちゃんは本当に優秀で、教えるのが楽しい生徒さんです。それに、とてもお父さんのことが好きなんですね。」

佐藤と名乗る男は、悪気なくそう言ったのだろう。しかし、その言葉が陽子の耳には、奇妙な響きを持って聞こえた。

「お父さんのことが…好きなんですね。」
「ええ。お母さん、ご存知ないですか？優希ちゃんは、お父さんへの愛情表現が独特で、それが僕には新鮮で…」

陽子の背筋に冷たいものが走った。独特？新鮮？優希が健一に懐いているのは、陽子にとって当たり前の愛情表現だった。しかし、この男は、それを別の角度で見ているのだろうか。

それから、陽子は優希の行動を注意深く観察するようになった。優希は相変わらず健一に懐いていたが、その愛情表現には以前にはなかった、どこか計算めいたものが感じられるようになった。まるで、誰かに見られていることを意識しているかのように。

ある日、陽子は仕事で遅くなった。帰宅すると、リビングに明かりがついていない。しかし、優希の部屋から話し声が聞こえてきた。ドアを開けると、そこには、優希が知らない男と電話で話している姿があった。その男は、以前電話で話した「佐藤」だった。

「…だから、お父さんには言わない方が良いと思うんだ。それは、優希ちゃんだけの大切な秘密だから…」
佐藤の声が、スマホから響く。優希は、顔を赤らめ、嬉しそうに頷いていた。

陽子は、ドアの隙間からその光景を見て、息を飲んだ。優希は、佐藤という男に、父親への愛情をどのように「染められて」いるのだろうか。それは、娘の純粋な愛情を利用した、恐ろしいゲームなのかもしれない。

そして、さらに陽子の心を凍り付かせたのは、その後の優希の言葉だった。
「でもね、佐藤さん。私、お父さん以外にも、大切にしたい人ができたの。」

その言葉を聞いて、陽子は理解した。佐藤という男は、優希の父への愛情を歪め、優希の純粋な心を、自分の欲望のために利用しようとしているのだ。優希は、健一以外に、新たな「大切な人」を見つけ、その男に導かれるように、父とは違う世界へと足を踏み入れようとしている。

硝子の檻に囚われた蝶のように、優希の純粋な心は、見えない誰かの手によって、美しくも危うい変貌を遂げようとしていた。それは、親として、最も見たくない、最も恐れていた光景だった。最愛の娘が、知らないところで、誰かに「染められていく」絶望感。陽子は、その現実を前に、ただ立ち尽くすことしかできなかった。この悪夢から、優希を救い出すことはできるのだろうか。それとも、優希は、自分自身の意思で、その甘く危険な世界へと堕ちていくのだろうか。陽子の心は、不安と恐怖で、深く沈んでいった。