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菜月は二十歳。大学の二年生で、文学部フランス文学科に所属している。容姿端麗で、スラリとした体躯に、くるんとカールした黒髪がよく似合う。友達からは「菜月ちゃん」と呼ばれ、誰からも好かれる明るい性格だが、恋愛経験は皆無だった。告白されたことも、彼氏を作ったこともない。性交数はもちろんのこと、オナニーの経験すらなかった。

それは、菜月自身の強い意志によるものではない。むしろ、どこか臆病で、自分の感情を素直に表現することが苦手なだけだった。周りの友達が恋愛や性について軽々と話すのを、羨ましくもあり、怖くもあり、複雑な気持ちで聞いていた。恋愛小説を読み漁ることは好きだが、現実の恋愛には踏み出せない。性的なことに関しては、まるで白紙のノートのようで、何も書かれていない。

そんな菜月と、ミネックという男が出会った。ミネックは菜月より五歳年上、広告代理店で働く、スマートで洒脱な男だった。共通の友人を通じて知り合った二人は、すぐに意気投合した。ミネックは、菜月の純粋で無垢な雰囲気に惹かれ、菜月は、ミネックの大人びた落ち着きと、ユーモアのある語り口に安心感を覚えた。

何度か一緒に食事をしたり、映画を見に行ったりするうちに、ミネックは菜月への好意を隠せなくなった。そして、ある夜、ミネックは菜月に告白した。菜月は、戸惑いながらも、ミネックの誠実な気持ちに心を動かされた。しかし、性的なことに関しては、全くの初心者だった。ミネックに、自分の経験の無さを打ち明けるのは、非常に恥ずかしかった。

しかし、ミネックは動揺を見せなかった。彼は、菜月の純粋さを尊重し、焦らず、じっくりと二人の関係を育んでいこうと提案した。ミネックは、性的なことについて、菜月が理解できるまで丁寧に説明してくれた。彼が語る言葉は、性的な行為を卑しいものとしてではなく、二人の愛情表現の一つとして捉えるものであった。

そして、ミネックは菜月の体を優しく触れ始めた。最初は、そっと肩や腕に触れる程度だったが、徐々に大胆になっていった。菜月の肌に触れる彼の指先には、愛情が溢れていた。菜月の心臓は、彼の触れ合う度に激しく鼓動した。初めての経験に戸惑いながらも、菜月は、ミネックへの信頼感と安心感に包まれて、徐々に緊張が解けていった。

ミネックは、菜月のデリケートな部分に触れる際にも、極めて慎重だった。彼は、菜月の反応を常に確認しながら、ゆっくりと、優しく、愛情を込めて、桃色の性器を愛撫した。その繊細なタッチに、菜月は全身を震わせるような快楽を感じた。ねっとりとした粘液が、菜月の性器から流れ出た。

初めて味わう快感に、菜月は目を閉じ、全身でその感覚を受け止めた。ミネックの愛撫は、菜月の心と体を、かつてないほどの高揚感へと導いていった。そして、ついに菜月は、これまで経験したことのないような強烈な快感に襲われ、全身を震わせながら、白い体液を噴出した。

ミネックは、菜月の快楽を確かめるように、彼女の顔を覗き込んだ。菜月の顔には、至福の表情が広がっていた。ミネックは、菜月の美しい乳房を優しく撫で、彼女の身体を自分の身体に重ねた。彼の肉棒が、菜月の奥深くまで侵入していく感覚は、最初は痛かったが、すぐに快感へと変わっていった。

菜月は、ミネックの肉棒の太さと熱さに、驚きと興奮を感じた。彼女の体は、ミネックの動きに合わせて、激しく揺れた。そして、何度かの絶頂を迎え、菜月は、ミネックの腕の中で眠りについた。

朝、目を覚ました菜月は、ミネックの腕の中に抱かれていた。昨日の出来事を思い出し、顔を赤らめた。しかし、それは、決して嫌悪感からくるものではなかった。むしろ、初めての経験にもかかわらず、幸せな気持ちでいっぱいだった。ミネックとの出会いは、菜月の世界を大きく変えた、かけがえのないものとなった。それは、初めて経験した性的な快楽だけではない。ミネックとの間の深い愛情、そして、自分自身への理解へとつながる、大切な一歩だった。